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「ねえ、マリア。肥料袋って何?魔道具?」
万能肥料を購入して、家に帰る道すがらマリアに尋ねる。
ちなみに、肥料はマリアが持っている。
全然、重そうに見えない。
「あたり。魔道具だよ。
私のこの今背負っている鞄と同じなの。」
「どうして、鞄とわけて使っているの?」
マリアの鞄と同じってことは入る容量もそれなりに大きいはず。
別に鞄の方に肥料を入れたっていいと思うんだけど・・・。
「あはは。マユって肥料が何から出来ているかしっている?」
ん?肥料??
「何から出来ているんだろう・・・?」
「ローズさんのところで取り扱っているのはいろいろあるけど、主に鶏糞や牛糞、骨
粉とか使用しているよ」
「えっ!!糞!!そんなの鞄と一緒のところに入れられない!」
「あはは。まあ、発酵しているけど、入れたくないよね。だから専用の肥料袋が用意
されてるってわけ」
肥料が糞から出来ているなんて知らなかった・・・。
それなら、鞄の中には入れられないよね。
なんとなく、納得。
って、これから糞を触らなきゃいけないの!?
思わず愕然とする。
そりゃあ、加工してあるけどさでも、元は糞でしょ・・・。
「ふふふっ。そんなこと心配していたら畑なんて出来ないよ?
それに、手袋を買えばいいんじゃないかな?」
「あ、手袋か・・・」
私の思考を読んだマリアが教えてくれる。
確かに直接触るのは抵抗があるけど、形はないわけだし、手袋ならなんとかなるだろ
う。
でも、手袋ってどこに売っているのかしら?
というか手袋も魔道具だったりするの?
「手袋はどこに行けば購入できるの?」
「ザックのやってる雑貨屋だよ。案内するね」
マリアはそう言って楽しそうに笑いながら、私を雑貨屋に案内してくれた。




