79#各々の想い~マーニャ、リリス~
マーニャ編
久し振りに会ったお兄ちゃんは、更に凄くなっていた。
そう、第5レベル呪文が使えるようになっていたの。
まぁお兄ちゃんはの凄さはそれだけじゃないんだけど……
お兄ちゃんにいくつまで呪文が有るのって聞いたら、『ナイショ』って可愛く言われた。
あぁ可愛いお兄ちゃんも素敵……
で、ガルさんにも聞いたけど、『第9?』って ハテナマークをつけられたわ。
機密事項なのかな。
でもガルさんは、自分達の過去を話してくれた事で、完全体のお兄ちゃんは『第10レベル呪文』まで使えるのが判った。
でも、第8レベル呪文以降は人智を超えた呪文ばかりらしくて、お兄ちゃんやガルさんが生まれた世界でも、それらを使えるクレリックは、3000人に1人ぐらいだったらしいの。
その話を聞いて私は自分の事でも無いのに、ゾクゾクと不思議な快感に襲われました。
でも、過去の話をして一番驚いていたのはお兄ちゃんだった……何故?
そして、私はお兄ちゃんの配下になったの。
これで、お兄ちゃんとずぅぅぅと一緒いられる。
しかも、聞いて聞いて。
この配下の証し『exclamationバックル【銀】』は凄い効果があるの。
ある日お兄ちゃんとガルさんに、『威圧』や『ホールドパーソン』って狡いよね?
戦わずして勝ちじゃん……って言ったの。
そうしたら「そうでもない……俺たちの威圧はショボいし、『ホールドパーソン』も弱者にしか効かない……ランディに聞いたけどマーニャはレベル20もあるて話じゃないか、それならランディの『ホールドパーソン』LVⅠ、LVⅡ、LVⅢは勿論、『コーズデス』『アブリタレイト』ですらレジスト出来るぞ」
ふ~ん、私ってそんなに強いのか……
それでね、私も色々アプローチしてるんだけどお兄ちゃんは全くのって来ない……
なんで?
森の中の競争の後は、あんなに嬉しそうに私の胸を揉みし抱くのに……
それとね、リリスちゃんに教えてもらったけど、お兄ちゃんと香織さん定期的にエッチしてるの。
羨ましい~
香織さん、お兄ちゃんを少しでいいから分けてくれないかな? お兄ちゃんの1人締めは反対!
最後に、突然転移した異世界で、面白いアイテムを発見したの。
名前は【第四位契約神器ルーンドレス】
初めは、只の兎の着ぐるみかと思ったら、会話が出来た。
しかもこのアイテムの正体はコスプレアイテムだった。
このコスプレアイテムの今私が出来るコスプレはこれくらいあるのよ。
モードエンジェル≡天使のコスプレ≡空を飛ぶ
モード 土竜≡モグラのコスプレ≡地中移動
モードナース≡看護婦のコスプレ≡応急措置
モードメイド≡メイドのコスプレ≡掃除、洗濯、炊事、夜伽が上手くなる
モードスイマー≡水着のコスプレ≡泳ぎが得意になる
ねっ? 凄い便利でしょ?
使いこなす事によって更に種類が増えるみたい。
コスプレって感覚の無い香織さんやリリスには相性が良くなかったみたいで、私専用のアイテムになったの。
さあ、これを使ってお兄ちゃんを誘惑するぞ!
よろしくね『ルーンドレス』
リリス編
私、凄い話を聞いたの(盗み聞き)
端的に言うとランディ達3人は、私の力で召喚したんじゃなくて、たまたま召喚された感じみたい。
ある意味納得したけど……
問題はランディ達はずっとこの世界では生きられない呪いが、かかってるって事なの。
私、ランディとお別れするのは絶対いや!
そんな訳で、もう1人の私、『リリス』と相談したの。
やっぱり『リリス』もランディと離れたくないって。
でも、問題があるの。
1つは、どうしたらランディを説得出来るか?
2つ目は、お母さんの事……ランディとは離れたくないけど、お母さんも独りには出来ない。
すると『リリス』から名案をもらったの。
『リリス』に聞くところ、近所に住んでいるコンルシズさんが お母さんの事が好きらしいって。
私、気づかなかったよ。
て事はお母さんとコンルシズさんをくっ付けちゃえばお母さんは独りにはならない。
後は、どうやってお母さんを説得しようかな。
また『リリス』に相談しようかな?
そうそう、私マーニャと仲良くなったの。
マーニャもランディの事が大好きみたい。
家族や親友達を別れてまでランディに会いに来たんだって……私その気持ちとても良くわかるの。
だって私も大好きなお母さんより、もっと大好きなランディと一緒にいたいんだもん。
よし! こう言う時は『リリス』に相談よ。
早く夜にならないかなぁ。
最後に私は凄いお友達を手にしたのよ。
名前は【第六位契約神器ルーンバンクル】複雑な会話は出来ないみたいだけど、ちょくちょく話すのよ。
前にランディと戦ってたオジサンは『光輪盾』と『光輪捕縛』を使っていたんだけど、私は更に『光輪鞭』と『光輪網』が使えるの。
『光輪鞭』は武器じゃなくて、ロープのような役割をするの。
『光輪網』は防護ネット見たいな感じ、もし高い場所から落ちても私がいれば何かと便利だよ。
もっと鍛えて色々便利になるんだ。




