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18#ランディの異世界生活

一日遅れてしまいました。


気づいたら お気に入りしてくれた人達が


いるみたいです。


ありがとうございます。

【異世界生活 3日目】 ランディは2日目


ランディ視点


うん、素敵な目覚だ。

早速本日の 呪文を選択しますか……


昨日と変わらず、第1レベルー20回、第2レベルー19回、第3レベルー18回 だった。


まだ心もとないが、今はやる事がいっぱいあるので良しとしよう。


今日は戦闘の予定がないから、1回覚えて置けば良いだろう。

だから、回復系と食事系かな。


香織ちゃんはまだ寝ている。

「か、可愛いじゃないか……」と声に出してしまった。


すると、香織ちゃんの耳が紅くなった。


タヌキ寝入りだったようだ。


胸とか、揉まなくて正解だった。

風俗嬢以外とエッチした事ないから、手順とが全く解らない……困ったものだ。


一階の食堂に降りると、何やら朝から大盛況、何事かな? って思ってると、昨晩の宿屋のお姉さん(トリマさんって言う名前だ)がやって来た。


「お早う ランディ、ちょ~~と 頼みたい事があるんだけど……」


もう『ランディ』って呼び捨てですか? って、確か「ランディと呼んで下さい」って言ったけどね。


「ランディが出した食べ物、大盛況なのよ。もう無くなりそうだから、また出してくれない?お礼はするわよ」


「わかりました…あれ?トリマお姉さんって今日はお休みじゃあないんですか?」


「休みだよ。ついでよ、ついで、それよりお願い」


トリマお姉さんにウインクされて、テンションアップです。

「第2レベル呪文……クリエイトフード」


厨房には溢れんばかりのカ○リーメイトが出てきた。


「トリマお姉さん 後で、あの大きな容器2つ貸してくれませんか?」


「また水を出すのかい?いいよ、いいよ、後で分けてね。」


「はい」と返事をして、僕は外に出た。


宿屋の看板には『遠い異国からやって来た、大法術師の作り出した「ステイク」一本25ドラル 最初の一本目は無料!』


…………なんてこった。もう売り物に成っていたか…… それより、突っ込み所は『ステイク』だな。


名前が決まってるし…… 商人の方が合ってるんじゃねーか?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



朝食後

朝食 美味しすぎて 超ショック!


朝のオヤジギャグも完璧!

僕は、香織ちゃんに話しかける。

「 香織ちゃん これから毎日 僕と準備運動します」


「準備運動?」


「そうです、香織ちゃん少し鈍いから、鍛え上げようと思います」


「鈍いって酷いわ、こう見えても殺しの師匠から 殺し屋として、一人前って言われたのよ」


確かに 肉体的には締まっている……食べ頃……じゃなくて、 投擲はそこそこだと思うけど、他がね。


教え方が わからないので、組手をして、学んでもらおう。


「組手の準備をするよ」と香織ちゃんに向かって、「第2レベル呪文……鋼皮レベル1」続いて、「第2レベル呪文……オグルパワー」

香織ちゃんの防御力と攻撃力を上げた。


「えっ?これで戦うの? 私勝っちゃうよ?」

香織ちゃんは驚く。


香織ちゃんは僕の心配をしているようだ。

ここは、心を鬼にして……


僕は、隙だらけの香織ちゃんに足払いをした。


トスンと転ぶ香織ちゃん。

「痛っ……ってあんまり痛くない……やっぱり私 有利だよ……」


「先ずはかかってきなさい」


こうして 僕と香織ちゃんの訓練は始まった。

失礼ながら 香織ちゃんをぼこぼこにしてしまいました。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「第1レベル呪文……ライトヒール」香織ちゃんの回復 終わりました。


「イテテ……ありがとう。結局一撃も当てられなかったぁ 途中から本気出したのに……」


まぁ僕は、『チートキャラ』だからねぇ『ニートキャラ』じゃなくて良かった。


「こんなふうに毎日運動しようね、香織ちゃん」


「はあ~い……」グッタリする香織ちゃんでした。


部屋に戻り 浴槽並みの容器2つ を見つめる僕。


クリエイトウォーターは イメージが大事だ。


水温 42℃、水質 炭酸水、水量 2つの容器に150㍑ずつ……

「第1レベル呪文……クリエイトウォーター」


水温、うんバッチリ

水質、 泡がプクプク出てる 成功

水量、 多すぎ、加減出来ない……失敗


ヨシッ天然炭酸風呂の出来上がり。

「香織ちゃ~ん お風呂沸いたから 一緒に入ろ~」


「えっ? え~~?!」驚く香織ちゃん。

昨日(序章)は フルヌードまで見せてくれたのに、何故そんなに恥ずかしがるのだろう?


~女心の全く解らないランディであった~


結局 香織ちゃんも別の浴槽に入ったのだが、何処からか 仕切りを持ってきたので、入浴シーンは無しでした。


そうそう『クリエイトフード』の謝礼は一本当り、10ドラルで 4000ドラルも 貰いました。


あくまで想像だか 10ドラル=100円 と考えてくれたら解りやすいと思う。


ただ今の持ち金 6630ドラルです。




トリマ さんの紹介で、お客様1号のお宅に向かいます。


お客様は ドリーさんといって 大柄な男の方でした。

少し具合が悪そうです。


話しを聞いてみます。


「私の家族の病気を治して下さい、ついでに私もお願いします」


家の中は、お爺ちゃん、お婆ちゃん、ドリーさんの嫁さん、子供が2人 寝込んでいました。


特に子供たちは危険と思うぐらいだ。


いきなり大仕事だ、しかも病気を治す『ライトキュア』は4回分しかない。

症状の重い 子供とお年寄りを治すとするか。


子供の一人に呪文をかける「第3レベル呪文……ライトキュア」

突然子供は すくっと立ち上がり 「治った! 元気になったよパパ!」と走り回り出した。


ドリーさんがトリマお姉さんに、「そんなに簡単に治るものなんですか?」と聞いていた。


「以前、治癒師の治療を見たことあるけど、病気の治療に30分位かけてたわよ」


僕は、もう一人の子供を治して、ドリーさんに 話しかける。

「実は病気を治す魔法は後、2回しか使えないので、体力の有りそうな、ドリーさんと奥さんには明日まで待って貰えないでしょうか? 」


「はい、もちろん待てます。よろしくお願いします」

ドリーさんは 頭を床に擦り付けた。


ドリーさん頭下げすぎだよ。


お爺ちゃんとお婆ちゃんも治して、ふと、緑色の大量のジャガイモを見つけた。


僕は、「あの……ドリーさんあの変色したジャガイモ食べました?」と言って指を指す。


「ジャガイモ?……ああ『ポッテイトウ』の事ですね、食べましたよ」


それだ! 体調不良の原因は毒物の多量摂取だ。


そこでトリマお姉さんも 気がつき青ざめる。

「悪魔の実の一つ、緑のポッテイトウを食べたんですか? 毒が有るんですよドリーさん」


「私も聞いたことあったんですが、近所の人が実際に食べて大丈夫だったといっていたので……」


呆れるトリマお姉さん。


僕は、手を上げ「あの~緑色のポテトでしたっけ?」


「ポッテイトウです」


「そのポッテイトウなんですけど、皮と緑の部分と芽を取り除いて 強く加熱すれば 食べれると思いますよ。 あまりおすすめしませんが……」


そのポッテイトウは芽も生えている まぁ倒れるよな……ん? そうだ あれを試そう。


「緑のポッテイトウ貰って良いですか?」


「はい?要らないですが、何に使うんですか?」


「見てて下さい。第1レベル呪文……ピュリファイフード」

緑のポッテイトウは みるみるうちに、白く変色していった。


皮に有る少量の毒も 解毒すると 白く成るのか、しかも芽まで白い、面白い結果だ。自分の呪文を信じて 今夜食べて見よう。


「ドリーさん これでポッテイトウは食べれますよ。念のため僕が今夜食べて 明日報告しますね」


「「…………」」ドリーさんとトリマお姉さんが 目を見開いて驚いていた。


「さっ、トリマお姉さん、次に行きましょう」


二人で歩いていると、「ランディって 物知りな上に 食べ物の解毒も出来るのかい?! それならどこの町に行ってもやっていけるよ。今度 『マトマ』の実を持ってくるから 解毒して貰っても良いかい?」


「どうぞ 任せてください」


二件目のお客様は 右足の不自由な方が 転んで、右手と左足を骨折した可哀想な ガノンさんです。


どうしたら そんな器用な怪我が出来るのか、色々と突っ込みたい所ではあるが 聞かないでおこう。


昔は凄腕の大工だったらしい。

働けなくなった上に、さらに大怪我をして、生きる気力も無くなってしまうと 涙ながらに訴えてきた。


そういう方には治療です、治療。

「第1レベル呪文……ライトヒール」

ガノンさん 右足の古傷以外は完全に回復したようだ。


ガノンさんは 大喜び。

トリマお姉さんは、また一瞬で治したと 驚く。


僕は、さらに「第2レベル呪文……ライトリジェネレイト」と ガノンさんの右足に触れた。


「なぬ? おっ ぬおぉぉぉ?! あ、脚が治った……町1番の治癒師でも諦めた わしの脚が治った!」


歓喜に震えるガノンさん。

本日 驚きっぱなしのトリマお姉さん。


ガノンさんは また大工が出来ると大喜び。全財産を渡すと 言って聞かなかったが、トリマお姉さんと二人がかりで 説得して、なんとか半分貰うと言うことで、納得してもらった。



三件目のお客様は なんと 『オルゴール職人』で、代々受け継いできた『古代オルゴール』が 壊れたままなのを、トリマお姉さんが知っていたので、駄目元で話を持ち掛けたようです。


流石に オルゴール職人が直せない古代オルゴール…… 無理かも知れないね。


僕は、オルゴール見る 大きい 幅1m 高さ2m 奥行きも1mはある。土台は木製で一本物だ。


僕が昔、『オルゴールミュージアム』で見た。

一台500万円もする巨大オルゴールよりも出来が良さそうだ……凄い。


あまりの荘厳(ソウゴン)さに目を奪われる。



さて、では拝見致しましょう。


動力はハンドル式か、音符はドラム式を使わず ディスク式とは、そうか、 ダイヤルチェンジャーになっていて、ディスクを取り換えなくても、最大5曲分再生出来るのか、スゲー!。

ワクワクする。

小さな引き出しがあるぞ、1ヶ所だけ磨耗している。 その上には 薄い穴……ついつい500円玉を入れたくなる。

持ってないけど……まぁ当時の通貨を入れて 起動させるんだな………… 違った 調べるんじゃなくて 呪文で直すんだった。


我を忘れてしまった。

気を取り直し、「第1レベル呪文……リカバー」 う~見た目は解らない…… そうだ引き出しだ。

引き出しを見ると 磨耗していた部分が直ってる。


ヨシッ! 早速テストしよう。

ハンドルをぐるぐると回しながら「トイールさん オルゴールのコインはありますか?」


「コインとは?」不思議そうなトイールさん


「ほら、ここに薄い穴が 在るでしょ? ここにコインを入れるんです」


「……!」トイールさんの目が倍くらいに見開く。


トイールさん恐過ぎますよ 後ろから叩いたら、両目が落ちそうだ。


いきなり 何処かに行ってしまった……トイールさんを待つ事 約5分……


トイールさんは、オルゴール用と思われるコインを(おそらく当時の通貨)5枚ほど 持ってきてくれた。


僕は、1枚を受け取り コインを穴に入れる……


すると、オルゴールは大音量でメロディを奏で出した。


トイールさんとトリマお姉さんは 初めは大音量に驚き……その後、メロディの美しさにうっとりし出した。


1曲聞き終えた後、トイールさんが「ランディさんは この古代オルゴールをご存じだった様ですが……いったい何処で?」


なんて答えよう……

結局 知り合いに 詳しい人が居たとだけ答えて、後は話を濁した。


夕方と呼ぶには まだ早い時間帯、トリマお姉さんと宿屋に 帰宅中。

「ランディには 驚きっぱなしだったよ。今日ほど 驚いた事は無いよ。まるで100年生きてるお爺ちゃんみたいだよ」


まあ見た目は20歳で、精神年齢15歳 だからなぁ、驚くだろう。


本日の稼ぎは……

ドリーさん一家 翌日に持ち越し。

大工のガノンさん 26万2000ドラル。

オルゴール職人のトイールさん5万ドラル。


初日から儲けすぎたね。

トリマお姉さんから、「ランディ本気で仕事したら一生涯休み無しだよ」と言われました。


続いて「後、4件ほど話を通したから、明日は1人で行っておいで。ついでに 報酬は少ないけど、水を出してくれないかな? 勿論二人分の宿代は 無しでいいって言われてるからさ」


と言う事で、水を出した僕は500ドラル頂きました。

しかも、食事も美味いし、幸せな一日でした。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




ちょっと香織視点


朝、イタズラしてやろうと寝たふりをしていたら、可愛いって言われた。

驚かすタイミングが無くなっちゃた。


私は数年間 殺し屋に成るための 修行を積んだ。

私よりランディが強いのは解る。

でも、『鋼皮』と『オグルパワー』をかけて貰っても、叩きのめされた。


色々な武道家10人 足して割るの忘れた位に強かった。


これじゃ私は弱いと思われる訳だ。

ランディの役に立つために、少しでも強くなろう。


部屋に戻ると、ランディがお湯を作り出していた。


さらに、お風呂に入ろうと誘われてしまった。私は、嫌じゃない、嫌じゃないの。

でも、でも、ランディってムード無いよね?


結局、お風呂の魅力に負けたんだけどね。

なんとお風呂は『炭酸風呂』で、お肌もツルツルになったきがします。


明日は 色々町を見て回り、物価などを見て、とランディに言われた。


明日も頑張るぞ。


ランディ お休み~。




次回は未定です。


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