表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虻蜂虎S'。  作者: 渡良瀬ワタル
48/285

(道中)16

 パカラッパカラッパカラッと石畳に響く蹄の音。

【道路灯】の薄明りが市兵を映し出した。

さっきと同じ方向から市兵の一隊が現れた。

先頭の【携行灯】は三つ。

 鑑定した。

騎馬五騎、歩兵二十名。

今度は戦士系スキル持ちだけでなく、魔法使いもいた。

馬術五名、剣術五名、槍術四名、弓術三名、魔法使い三名。

何れも初級ばかり。

国境の港湾都市にしては低レベルすぎないか。

余計なお世話かもしれないが。


 この数だと丁寧な応対は面倒臭い。

大き目の風玉・ウィンドボーの乱れ撃ち。

作るそばから方向だけを定めて放つ、放つ、Go、Go、Go。

 【携行灯】が木端微塵。

人も馬も木端微塵。

貫通力が衰えずに突き抜けて行く。

悲鳴が、鮮血が、首が、四肢が飛び散った。

外れたものが【道路灯】をも倒す。

 僅か八発だった。

隊列を組んでいたので効率的に片付いた。


 現場に面していた家々はさっきより沈黙を守っていたが、

それが限界に達した。

悲鳴を上げて家々から飛び出した。

脇目も振らず家族そろって向こうの方へ逃げて行く。


 ジョニーとマットが僕の方へ駆けた来た。

「これからどうする」

「逃げるとすれば朝の方がいい。

夜だと街道でも魔物が迷い出て来るだろう。

だから、朝になったら街で騒ぎを起こして、

市民を市街に避難させるように誘導する。

その避難民にお前達は紛れればいい。

僕達はパラディンの民だから、そちらに逃げる。

取り敢えず朝まで静かに隠れる。

武器と食料がある倉庫はないか。

ついでに馬車があれば丁度いい」


     ☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ