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転生者は巫女と共に踊る  作者: マスター
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謎の依頼に力の代償

お久しぶりです、すこしモチベーションがなかった為投稿しておりませんでしたが、また再開していこうと思っています。拙い文章ですが楽しんで下さい

「眠い……」


「気持ちはわかりますが真面目にして下さい。依頼ですよ?お仕事ですよ?」


「だとしても朝起きるの早すぎただろ…」



そう、あれは朝の事だった。昨日寝る前に馬車の改修は終わり、明日朝一番でギルドに行き依頼を受けようという話になった。そう、朝一番で……


俺はせいぜい、7時とか8時とかの話だと思っていたんだ。うん。それがなんと5時、5時ですよみなさん信じられますか。


朝は寝ていたいのだが、リアに


「朝一番って言ったじゃないですか、それとも葵くんは私と行くのは嫌ですか?」


と言われては、何も言い返せない。時間を聞いていなかった自分のミスでもあるし、リアと一緒に行くのが嫌というわけではもちろんない。


「なあリア、ほんとに居るのかこれ…」


「さあ…でも依頼ですし…」


「真・土竜の捜索依頼…それも見かけたら捕獲してくれって言われてもなぁ…」


俺たちがギルドについた頃、受付の人に


「おはようございます、ってあら。ちょうどよかった!これがオススメよ!!」


と何故か強引に押し付けられた。しかもリアが笑顔で


「有難う御座います、それにします!」


って言うんだから尚更。グルか、グルなのか…


という馬鹿なことを考えていると、突如地面が揺れだした。地震…というわけでも無さそうだ。その証拠に、地面の一部分がせりあがっている。まるでなにかが出てくるような…


そこまで考えて、俺はリアに警告した。


「リア、なんか来る。多分目的のやつ」


「ええ、葵くんも気を付けて」



そう言った直後、大きな叫び声を上げながら巨大ななにかが飛び出してくる。


「依頼書に書かれてた姿とおなじ…ってことは真・土竜か。めんどいからモグシンだな」


「モグシンって…可愛いような可愛くないような…」


「まあそれはひとまず保留、どうやってこいつ捕まえようかな!?リア!?」


「え、うーんと…気絶させちゃいます?えいって」


「随分可愛い表現だけども仕方ない、やるしかない…!」


そうやって俺は刀を構え、居合の構えを取る。狙いは1点、お腹のど真ん中。理由はない。ただ狙いやすそうなだけだ。


「居合…一閃!」(それらしい技名言えた!!)


「まだです、葵くん!もう1発!」


「しぶといなあ、こうなったら……」


そう言って俺はいつもの便利な異能さんを使う。再現するのはもちろん団長の剣術だ。刀だが、まあなんとかなるだろう。


「はあああっ!!!!………つっ」


「流石ですね葵くん!お疲れ様でした。…葵くん?」


「ああ、大丈夫、問題ない。連れていこう。」


(なんだ今のは…体に激痛が…異能を使ったから?でもこんなこと無かったけど…剣と刀じゃ扱いが違うからか?)


「はい、とりあえず馬車の後ろに括りつけますね。」


「それでいいだろ。死んではないだろうしな。」


そうやって俺たちは依頼主のところに行き、依頼を終わらせた。達成報酬はリアに任せ、俺はまだ体の痛みは残っていたので、俺は馬車で休ませてもらった(もちろん疲れたと言い、嘘をついたが)



魔族と戦った後に反動で筋肉痛なら分かる、けど今までこの程度の戦いで痛み等はなかった。…元いた世界ではあまり頻繁に運動してなかったからか?でも身体能力はこっちに来てから上がっているはずだし…


俺は連日の疲れが出ているのだろうと思いその日は考えることを辞めたのだが、この後嘘を見破れるとある人にこっぴどく怒られる事になることを、まだ知らなかった。

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