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転生者は巫女と共に踊る  作者: マスター
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唐突な襲来

これだけ更新して寝ます

「葵くん…ちょっといいですか?」


「……どうした?」


「何が、あったんですか?あれからずっと悩んでいますし、私の質問にも、嘘をついていましたし」


「そうか…そう言えば、嘘を見破る力があったな…」


「はい、何かあったのなら話してください。」


「俺は…転生者だ。だけど、俺は元々なんの力も持ってない。じゃあ、誰かが俺を転生させたってことだ。その誰かが……」


「聖神ノア、ですね?」


「…よく分かったな。その通り、ノアが俺を転生させたらしい…なんのためかは、よくわかんないけどな。どうやら魔王とやらと戦えってさ」


「それをなんで隠したんですか?そんな隠すことでも…」


「これを言っても信じて貰えないだろうと思ったからな。それにどうすればいいのかわかんないし、要らん心配かけたくもないし」


「既にかかってますけどね、心配」 「面目ない…」


「はぁ…分かりました。でも、ダメですよ?何かあったら言ってください。心配します」


「すまん…気を付ける。…明日も早いから、もう寝よう。」


「はい、おやすみなさい。」 「おやすみ」


今後はできるだけ言わないとな、心配させないようにしないと…と心に誓いながら、眠った。


翌朝……俺たちは直ぐに図書館に来て、魔族や魔王に関する本を探していた。



「たった3冊だけか…」


「おとぎ話なら、沢山あるんですけどね…ちゃんと魔族の生体や弱点を書いているのはこの本たちだけでしたね。」


とは言え、魔族について、少しは詳しくしれた。俺達が出会った魔族は上級とか名乗っていたように、魔族には階級があるらしい。そして、その魔族とやらはここ数年全く姿が見られず、特定の場所では力が弱くなったり強くなったりするということ。


俺達が倒したのは上級だけど、神官にしか入れない土地に強引に入ってきたように、そのような土地では力がよわまるらしい。逆に、奴らの領土では力が増えるということでもある。


それから魔王に関しては、神に選ばれし者が神器と言う強力な武器を使用することで初めて戦うことの出来るものだということぐらいしかしれなかった。弱点とか知りたかったんだけどな。残念。人生そう上手くは行かない


「どうしますか、別の場所に行きますか?もう少し知りたいんじゃ」


「知りたいのは山々だけど、どこに行っても同じようなもんだろう。それよりこのあと…」


そこまで言った後、強大なマナが大気に放出されたかと思いきや…突如、爆発音が鳴り響く。


急いで外に出てみると、翼を広げた魔人が宙に浮いていた。


「人間どもがうじゃうじゃ増えやがって…大人しく餌になれ、てめぇら」







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