戦いに備える
早く戦闘シーンを書きたいと思いつつ書いてます
王都に向けて出発後、特に何事もなく1週間が経過した。あともう少しで王都につくという所まできた。
「もうちょいか…ついたらまず、騎士団の詰所だっけ」
「ええ、葵くんは騎士団の詰所に行ってください。私は教会に顔を出します。イリスさんに会いたいですし…」
「そっか…分かった。俺も時間があればイリスさんに会いたいね」
「団長さんの用事が終わったら、教会に来て下さい。そうすれば会えますよ」
「じゃあ、教会集合だな・・・っと、そろそろか」
そうこうしていたらついたようだ。検問所に衛兵がいる。元の世界では全く見ない馴染みのない光景だ。
「どこの街から、何の目的で王都に来た?」
そういうのはちょっと怖い顔をしている衛兵さん。
「俺の名前は葵だ。カルスさんに王都についたら名前を言うように言われている。」
「…失礼した、貴方が葵さんですね。団長から伺っています。お通り下さい。」
「聞いてはいたけど、随分あっさり通してくれるんだな…」
「団長の権限は、この国ではかなり強い部類ですから。団長が入れろといえば通るんですよ。それと、馬車は詰所で預かってもらえますよ。それと、これが王都の地図です。団長から、王都は初めてだと聞いたのでおつけしておきます。」
「そうか…それは助かる。ありがとう」
よい旅をー、も言う声を後ろに、騎士団の詰所に向けて馬車を走らせる。その途中、リアを教会で降ろし、騎士団の詰所まで無事に到着した。
「すみません、誰かいませんかー」
「はい、なんの御用でしょうか??」
「あの、葵って言いまして…カルスさんの知り合いなんですけど…」
「おう坊主、思ったより早かったじゃねぇか。」
「まぁ、情報収集やら色々したいですしね。早めに来て損は無いかなって」
「来ると思って詰所で仕事して良かったぜ。 お前にゃ助けられたからな、案内したい…どこに連れて行って欲しい?金は俺が出す。」
「随分太っ腹だなぁ…」
「そりゃぁ、魔人を倒した人間に何も与えんわけにはいかんだろ。と言っても…国は、まだ魔人の存在を隠蔽するだろう。混乱を防ぐためにな。だから、極秘のお礼ってやつだ」
「なるほどね…それじゃあお言葉に甘えて…」
欲しいものを買ってもらった俺は、教会に行くことにした
宜しければブックマーク、感想やレビューなどよろしくお願いします




