王都に向けて
お久しぶりでございます。何気なーく転巫女のページを開いてみたら書きたくなったので、更新再開でございます。
さて、あれから2日経って、傷もだいたい完治した。リア曰くまだ危険なことをしちゃダメらしいが、それでも普通に生活する分には大丈夫なようだ。魔法、恐るべし。
さて、いつまでも休んでいるわけにも行かない。さしあたってどうするかだが…
「リア、動けるようになったんだし、そろそろ王都行こうぜ?」
「もう…動けるようにはしましたけど、絶対危ないことしちゃダメですよ?今回はなんとかなりましたけど、次は治らないかもしれませんし…」
「そこは気を付けるよ、ありがとうリア。…で、カルスさんとイシスさんが王都入門の手配してくれてるんだよな?」
そう、なんとあの後カルスさんが
「おう坊主、怪我治ったら王都にこい。いつでも来れるように手配しておいてやる。王都に来たら騎士団の詰所に俺の名前と、お前の名前を言え。俺が案内してやる」
と言う風に、わざわざ手配してくれているらしい。正直そこまでしてくれる理由はよく分からないが……使わない手はない。
「はい、王都に入る検問所でカルスさんの名前を出せば、大丈夫なはずです。…それで、王都に行ったらどうするつもりですか?」
「…図書館があれば図書館に行きたいんだ。王都なら、俺らが戦ったヤツらの情報も手に入るはずだし…後は…」
「後は??」
「いや、何でもない。そういうわけだから、リアさえ良ければ出発したいんだが」
ここでリアとデートしたい、なんて言えるようなら苦労はしていない。ヘタレである。
「分かりました。じゃあ、明日行きましょう。」
「ん、準備ささっと終わらせようぜ」
翌朝、朝早くリアに起こされた俺は、リアと一緒に王都に行くために街に来ていた。
「ここからは馬車を借りて移動しましょう。さすがに馬車で1週間もかかるような道を、歩いていくのは骨が折れますからね。」
そんなこんなで俺たちは、王都に向けて旅に出るのだった。
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