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少年、転生する。
ここから始まります、少年の物語。
「ここは…どこだ?」
目が覚めると、教会のような場所にあった。ような、というのは明らかにもう使われていませんよと言いたげなぐらい壊れたり、ヒビが入ったりしていたからだ。
「確か…電車に引かれたはずじゃ…」
そこまで言って思い出す。あの、頭の中に聞こえた不思議な声を。
「召喚を開始します、って言ってたよな…もしかしてここ、異世界…か?まさかそんな、よくある小説ものでもあるまいし…」
どうせ夢だろう、と思いつつドアのある方に向かう。
「とりあえず出てみるか」
そう思いドアを開ける。次の瞬間…
元いた世界にはない、不思議な光景が待っていた。
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