化け物との遭遇
こうして奥にある神殿とやらに今来ているのだが……
「…魔獣、多くね?」
思わずそう言ってしまうほどの量。ブラッドウルフだけでなく、見たことの無い色んな魔獣が沢山いる。ざっと…100体ぐらい?
「嬢ちゃん連れて下がってろよ坊主、この数相手じゃ庇いきれねぇ」
「私の前に出ないでくださいね、カルス…頼みますよ」
「おう、んじゃあ…暴れるぜ!!!」
剣を抜き、1人で突っ込むカルス。いくらなんでも無謀だろ、と思っていたのだが…
「アークシールド、アークカタルシス」
と、イシスの援護もありみるみる数を減らしていく魔獣の群れ。こちらに向かってくる魔獣はリアがカタルシスで浄化して行く。
「イシス!!!気を付けろおお!!!」
そんな声が聞こえた直後、後ろから魔獣の声が聞こえる。何故だ?さっきまでいなかったはずなのに…
「っ、ライトシールド!!!ライトシールド!!」
「た、助かりました…ありがとうございます」
「倒すのはあんたら任せだから守ることぐらい任せてくれよ、任せたぜ」
5分ほど同じ光景を繰り返し、全滅させた俺達は中に進むことにした。
「にしてもアンタら強いな…思った以上だな」
「坊主もそのうちこの域まで来れるさ、さぁ…そろそろ最奥だ、準備はいいか?」
「ああ」「ええ」「大丈夫です」
と、みんなで再奥に進むと……そこには、黒色の翼を生やし、頭から角を2本生やした化け物がいた
「ああ?どうやってここまで来た?あ?」




