初めての食事、お風呂の制作
前の話とは考えられないほどのまったり回です。
「うっめええええ!!!!めちゃくちゃ!!上手いじゃねぇか!!!何だこの果実!!」
「光りんごは確かに美味しいですが…これは当たりの部類ですね。味の当たり外れが多いのが光リンゴなのですが…20個とって全部あたりとは、運がいいのですね葵さんは」
「外れとかあんのか…それは置いといて、もうすぐ夜…だよな、光源は枝があるとして、火がないと寒さを凌げない。あとは寝床の確保もだよな…」
「まずライトツリーの枝は、木から5時間たてば光が消えます。それから火ですが…すみません、私は火の魔法を使ったことが無いので…火打ち石などがあればいいのですが」
…今の話を聞くに、火を使わないで生活していると捉えられるのだが…流石に無いよな??
「火が使えないって…いつもどうしてんの、お風呂とかどうすんの」
「肉は食べませんので、火は必要ありません。寒さなどは毛布を包んで何とかしておりました。あと、お風呂…と、言うのは何ですか?」
「なんじゃいそりゃ…流石に毛布じゃ無理があるだろう…というかお風呂知らないのか。お風呂ってのは、水を火で沸かして暖かいお水にして、その中に浸かって体を洗ったり、リラックスして疲れを癒すことだよ」
「…流石転生者ですね、聞いたこともないようなものを知っているのですね。体の汚れは、いつも水で洗っておりますので知りませんでした。」
「なら、体験してみればいい。」
と、言い、外にあったドラム缶を手にライトシールドを纏わせて手刀のようにして切り、加工して、石で土台を作りその上に作ったドラム缶を加工した風呂を置いた。
「これでよし、屋外なのが心残りだから早めに屋根とか作らないとだけど、とりあえずこれでいいかな」
「ライトシールドをそんなふうに使う人を始めてみました…それで、これが?」
まぁそうだろう、ライトシールドをこうやってつかったのは思い付きだし。
「そう、ここに水を注いで……あとは火を起こすだけ。火は枝と落ち葉で…こうして枝を擦ると……っと、出来た、火が起こせるから火をつけて…」
原始時代の方法だなぁ、と考えながら火を起こし、土台の下に入れる
「あとはお湯が湧くのをまつだけだ」
良ければ感想など頂ければと思います




