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凡例
一、読解篇では語釈ならびに現代語訳を行なう。
二、写本のページ番号をサブタイトルとし、写本での改行を「/」で表した。
三、参考文献として、久松潜一校注『日本古典文学大系六十五・為兼卿和歌抄』(岩波書店、一九六一年)、小川剛生校注『歌論歌学集成十・為兼卿和歌抄』(三弥井書店、一九九九年)、中村幸彦・岡見正雄・阪倉篤義編纂『角川古語大辞典・全五巻』(角川書店、一九八二~一九九九年)、中田祝夫編監修『古語大辞典』(小学館、一九八三年)を用いた。
四、「解釈」では今回の本文を高校生向けの教科書や問題集に活用すると仮定して、次のような方針を採った。
1.逐語訳を優先し、でき得る限り意訳はしない。
2.意訳する場合はその旨明記して別記した。
※解釈でも「高校生向け」と仮定しているのは、ごく一般的な人々にとって「古典作品と触れ合う機会」のほとんどが高校までの古文の授業であることから、それらに載っていてもおかしくないような「解釈」にしようという意図を端的に表したものである。




