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頁036

※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形

古文】して、思ひ見たらむは、かくのみぞ/

文法】して(接続助詞)、|思ひ見(マ上一動詞(用))たら(助動詞(未)存続)(助動詞(体)婉曲)(係助詞)、|かく(副詞)のみ(副助詞)(係助詞)

※「たらむ」は連語。



古文】あるべき。中納言入道申しけるやうに/

文法】ある(ラ変動詞(体))べき(助動詞(体)当然)。|中納言(名詞)入道(名詞)申し(サ四動詞(用))ける(助動詞(体)間過)やうに(助動詞(体)比況)

※「間過」は「間接過去」の略。



古文】「上陽人(しゃうやうじん)をも題にて詩をも作り/

文法】「上陽人(名詞)(格助詞)(係助詞)(名詞)にて(格助詞)(名詞)(格助詞)(係助詞)作り(ラ四動詞(体))



古文】歌をも詠まば、その才学をのみ/

文法】(名詞)(格助詞)(係助詞)詠ま(マ四動詞(未))(接続助詞)、|(代名詞)(格助詞)才学(名詞)(格助詞)のみ(副助詞)

※「その」は連語。



古文】求めて続けて詠むうちにも/

文法】求め(マ下二動詞(用))(接続助詞)続け(カ下二動詞(用))(接続助詞)詠む(マ四動詞(体))うち(名詞)(格助詞)(係助詞)



古文】良し悪し多けれど、ひとつ輪の/

文法】良し(ク形容詞(終))悪し(ク形容詞(終))多けれ(ク形容詞(已))(接続助詞)、|ひとつ(名詞)(名詞)(格助詞)



古文】うちなり。またそれよりは心に入りて、さは/

文法】うち(名詞)なり(助動詞(終)断定)。|また(副詞)それ(代名詞)より(格助詞)(係助詞)(名詞)(格助詞)入り(ラ四動詞(用))(接続助詞)、|さは(副詞)

※「さ(副詞)/は(係助詞)」が一語化したもの。



古文】ありつらむと思ひやりて詠めるは、/

文法】あり(ラ変動詞(用))(助動詞(終)完了)らむ(助動詞(体)推量)(格助詞)思ひやり(ラ四動詞(用))(接続助詞)詠め(マ四動詞(命))(助動詞(体)完了)(係助詞)、|

※「つらむ」は連語。



古文】あはれもまさり、古歌の体にも/

文法】あはれ(名詞)(係助詞)まさり(ラ四動詞(用))、|古歌(名詞)(格助詞)(名詞)(格助詞)(係助詞)



古文】似るなり。なほ深くなりては、やがて/

文法】似る(ナ上一動詞(体))なり(助動詞(終)断定)。|なほ(副詞)深く(ク形容詞(用))なり(ラ四動詞(用))(接続助詞)(係助詞)、|やがて(副詞)

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