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※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形
古文】いかにと詠まるべきところより出で来/
文法】いかに|と|詠ま|る|べき|ところ|より|出で来|
古文】たるぞと、源に基づき見ずして、/
文法】たる|ぞ|と、|源|に|基づき|見|ず|し|て、|
古文】山の井と言へばそれに向きて詠める/
文法】山|の|井|と|言へ|ば|それ|に|向き|て|詠め|る|
古文】やうに心得て、不審ひらけぬ/
文法】やう|に|心得|て、|不審|ひらけ|ぬ|
古文】にや。人の妻にて人に見ゆべき/
文法】に|や。|人|の|妻|にて|人|に|見ゆ|べき|
※「にや」は連語。
古文】身にもあらねど、設け
文法】身|に|も|あら|ね|ど、|設け|
※「にも」は連語。
古文】疎かなるとて咎むれば、男/
文法】疎かなる|とて|咎むれ|ば、|男|
※「と(格助詞)/て(接続助詞)」が一語化したもの。
古文】の言ふに随ひて、かの大君/
文法】の|言ふ|に|随ひ|て、|か|の|大君|
※「かの」は連語。
古文】すかさむとて出でたる身なれば、/
文法】すかさ|む|とて|出で|たる|身|なれ|ば、|
※「と(格助詞)/て(接続助詞)」が一語化したもの。
古文】土器とりても、この人を
文法】土器|とり|て|も、|こ|の|人|を|
※「ても」は連語。




