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頁033

※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形

古文】 浅くは人を思ふものかは」/

文法】 浅く(ク形容詞(用))(係助詞)(名詞)(格助詞)思ふ(ハ四動詞(体))ものかは(終助詞)」|

※「もの(形式名詞)」+「かは(係助詞)」が一語化したもの。



古文】といへる歌を言ひ出でて、歌の父母と/

文法】(格助詞)いへ(ハ四動詞(命))(助動詞(体)完了)(名詞)(格助詞)言ひ出で(ダ下二動詞(用))(接続助詞)、|(名詞)(格助詞)父母(名詞)(格助詞)



古文】言ふほどの歌、いたづら(ことば)はよもあらじ/

文法】言ふ(ハ四動詞(体))ほど(名詞)(格助詞)(名詞)、|いたづら(ナリ形容動詞(語幹))(ことば)(係助詞)よも(副詞)あら(ラ変動詞(未))(助動詞(終)打推)

※「打推」は「打消推量」の略。



古文】と思ふに、「影見ゆる山の井」にて/

文法】(格助詞)思ふ(ハ四動詞(体))(接続助詞)、|「(名詞)見ゆる(ヤ下二動詞(体))(名詞)(格助詞)(名詞)」|にて(格助詞)



古文】は心得られはべるを、「さへ」の(ことば)、いかにも/

文法】(係助詞)心得(複合サ変動詞(未))られ(助動詞(用)可能)はべる(ラ変動詞(体))(格助詞)、|「さへ(副助詞)」|(格助詞)(名詞)、|いかに(副詞)(係助詞)

※「いかにも」は連語。



古文】言ひをさめたるにか、おぼつかなき/

文法】言ひ(ハ四動詞(用))をさめ(マ下二動詞(用))たる(助動詞(体)完了)(助動詞(用)断定)(係助詞)、|おぼつかなき(ク形容詞(体))

※「にか」は連語。



古文】由、申しけるに、面々才学(さいかく)の人々、/

文法】(名詞)、|申し(サ四動詞(用))ける(助動詞(体)間過)(接続助詞)、|面々(名詞)才学(名詞)(格助詞)人々(名詞)、|

※「間過」は「間接過去」の略。



古文】「まことにかく言ふ時はおぼつかなし」/

文法】「まことに(副詞)かく(代名詞)言ふ(ハ四動詞(体))(名詞)(係助詞)おぼつかなし(ク形容詞(終))」|



古文】にて果てけるも、かの采女(うねめ)、この/

文法】にて(格助詞)果て(タ下二動詞(用))ける(助動詞(体))(接続助詞)、|(代名詞)(格助詞)采女(うねめ)、|(代名詞)(格助詞)



古文】歌を詠める心、何故に起こりて、/

文法】(名詞)(格助詞)詠め(マ四動詞(命))(助動詞(体)完了)(名詞)、|(代名詞)(名詞)(格助詞)起こり(ラ四動詞(用))(接続助詞)、|

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