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※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形
古文】詠まむとすると、心のままに詞の/
文法】詠ま|む|と|する|と、|心|の|まま|に|詞|の|
※「ままに」は連語。
古文】匂ひゆくとは、変はれるところあるに/
文法】匂ひ|ゆく|と|は、|変はれ|る|ところ|ある|に|
※「にこそ」は連語。
古文】こそ。何事にてもあれ、そのことに/
文法】こそ。|何事|に|て|も|あれ、|そ|の|こと|に|
※「にこそ」は連語。
※「にても」は連語。
※「その」は連語。
古文】臨まば、それに成り返りて、/
文法】臨ま|ば、|それ|に|成り返り|て、|
古文】妨げ交はることなくて、/
文法】妨げ|交はる|こと|なく|て、|
古文】内外調ほりて成ずること、/
文法】内外|調ほり|て|成ずる|こと、|
古文】義にて成すとも、その気味に成/り
文法】義|にて|成す|と|も、|そ|の|気味|に|成り|
※「とも」は連語。
※「その」は連語。
古文】入りて成すと、遥かに変はること/
文法】入り|て|成す|と、|遥かに|変はる|こと|
古文】なり。これをもととして古歌にも/
文法】なり。|これ|を|もと|と|し|て|古歌|に|も|
※「にも」は連語。
古文】なぞなぞのやうなることも、また「かり/そめに
文法】なぞなぞ|の|やうなる|こと|も、|また|「かり/そめに|
※「やう(名詞)/なり(断定の助動詞)」が一語化したもの。




