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※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形
古文】にても、そのことに向きてはその/
文法】に|て|も、|そ|の|こと|に|向き|て|は|そ|の|
※「にても」は連語。
※「その」は連語。
古文】ことに成り返り、そのまことを/
文法】こと|に|成り返り、|そ|の|まこと|を|
※「その」は連語。
古文】あらはし、その有様を思ひ/とめ、
文法】あらはし、|そ|の|有様|を|思ひ/とめ|、
※「その」は連語。
古文】それに向きて我が心の/
文法】それ|に|向き|て|我|が|心|の|
※「我が」は連語。
古文】働くやうをも、心に深く/
文法】働く|やう|を|も、|心|に|深く|
古文】預けて、心に詞を任する/
文法】預け|て、|心|に|詞|を|任する|
古文】に、興あるおもしろきこと、色を
文法】に、|興|ある|おもしろき|こと、|色|を|
※「興あり」は連語。
古文】の/み添ふるは、心を遣るばかりなる/
文法】のみ|添ふる|は、|心|を|遣る|ばかり|なる|
古文】は、人のいろひ、あながちに憎むべ/き
文法】は、|人|の|いろひ、|あながちに|憎む|べき|
古文】にもあらぬことなり。言葉にて心を/
文法】に|も|あら|ぬ|こと|なり。|言葉|にて|心|を|
※「にも」は連語。




