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※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形
古文】定/めて姿にしもあらむ」とて、心に思ふ/
文法】定めて|姿|に|しも|あら|む」|とて、|心|に|思ふ
※「定めて」は「定め(動詞・連用形)/て(接続助詞)」が一語化したもの。
※「とて」は「と(格助詞)/て(接続助詞)」が一語化したもの。
古文】ことはそのままに詠まれたれば、/
文法】こと|は|そ|の|まま|に|詠ま|れ|たれ|ば、|
※「ままに」は連語。
古文】世の常のにおもしろきもあり、/
文法】世|の|常|の|に|おもしろき|も|あり、|
古文】さま悪しきほどの詞どもも、
文法】さま|悪しき|ほど|の|詞|ども|も、|
古文】『万葉/集』のごとく詠まれたれど、心/
文法】『万葉集』|の|ごとく|詠ま|れ|たれ|ど、|心|
古文】の向けやう、さらによも変はる/
文法】の|向け|やう、|さらに|よも|変はる|
古文】ところはべらじ。今もその風体を約束/し
文法】ところ|はべら|じ。|今|も|そ|の|風体|を|約束し|
※「打推」は「打消推量」の略。
古文】定めて好み詠み、入り穿に/
文法】定め|て|好み|詠み、|入り穿|に|
古文】沙汰事もなし。花にても月に/
文法】沙汰事|も|なし。|花|に|て|も|月|に|
※「にても」は連語。
古文】ても、夜の明け日の暮るる気色/
文法】て|も、|夜|の|明け|日|の|暮るる|気色|
※「にても」は連語。




