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※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形

古文】題に出し、京極中納言入道も/

文法】(名詞)(格助詞)出だし(サ四動詞(用))、|京極(名詞)中納言(名詞)入道(名詞)(係助詞)



古文】詠めり。鴬にも古巣とも詠む、/

文法】詠め(マ四動詞(已))(助動詞(終)存続)。|(名詞)(格助詞)(係助詞)古巣(名詞)(格助詞)(係助詞)詠む(マ四動詞(体))、|

※「にも」は連語。

※「とも」は連語。



古文】|何か苦しからむ、この拾遺、/

文法】(名詞)(係助詞)苦しから(シク形容詞(未))(助動詞(体)推量)、|(代名詞)(格助詞)拾遺(名詞)、|

※「この」は連語。



古文】この風体の御沙汰を委しく承りて詠む/

文法】(代名詞)(格助詞)風体(名詞)(格助詞)御沙汰(名詞)(格助詞)委しく(シク形容詞(用))承り(ラ四動詞(用))(接続助詞)詠む(マ四動詞(体))

※「この」は連語。



古文】にもあらねば、いかにもあれなれ/

文法】(格助詞)(係助詞)あら(ラ変動詞(未))(助動詞(已)打消)(接続助詞)、|いかに(副詞)(係助詞)あれ(ラ変動詞(命))なれ(助動詞(已)断定)

※「いかにもあれ」は連語。



古文】ど、かやうのたぐひ多し。ただ明恵(みゃうゑ)

文法】(接続助詞)、|かやう(ナリ形容動詞(語幹))(格助詞)たぐひ(名詞)多し(ク形容詞(終))。|ただ(副詞)明恵(名詞)



古文】上人しゃうにんの『遣心和歌集けんしんわかしふ』序に書かれ/

文法】上人(名詞)(格助詞)|『遣心和歌集(名詞)』|(名詞)(格助詞)書か(カ四動詞(未))(助動詞(用)受身)



古文】たるやうに、「好くは心の好くなり、/

文法】たる(助動詞(体)存続)やう(名詞)(格助詞)、|「好く(カ四動詞(体))(係助詞)(名詞)(格助詞)好く(カ四動詞(体))なり(助動詞(用)断定)、|



古文】いまだ必ずしも(ことば)によらじ。

文法】いまだ(副詞)必ず(副詞)しも(副助詞)(名詞)(格助詞)よら(ラ四動詞(未))(助動詞(終)打意)。|

※「必ずしも」は連語。

※「打意」は「打消意志」の略。



古文】やさ/しきは心やさしきなり。なんぞ

文法】やさしき(シク形容詞(体))(係助詞)(名詞)やさしき(シク形容詞(体))なり(助動詞(終)断定)。|なんぞ(副詞)

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