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※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形
古文】ことなり。古に立ち並ばんと思/は
文法】こと|なり。|古|に|立ち並ば|ん|と|思は|
古文】ば、古に劣らぬところは、いづく/
文法】ば、|古|に|劣ら|ぬ|ところ|は、|いづく|
古文】よりいかにぞすべきぞと、かなはぬま/で
文法】より|いかに|ぞ|す|べき|ぞ|と、|かなは|ぬ|まで|
※「ナリ形動(用)/副」は「ナリ活用の形容動詞(連用形)または副詞」の略。
古文】も、これこそ委しき大事にてもあ/る
文法】も、|これ|こそ|委しき|大事|に|て|も|ある|
※「にても」は連語。
古文】に、ただ姿詞の上辺を学/び
文法】に、|ただ|姿|詞|の|上辺|を|学び|
古文】て立ち並びたる心地せんは、叶ひ/
文法】て|立ち並び|たる|心地|せ|ん|は、|叶ひ|
古文】はべりなんや。古人は我と心ざしを/
文法】はべり|な|ん|や。|古人|は|我|と|心ざし|を|
※「なんや」は連語。
古文】述ぶ。これはそれを学ばんとする/
文法】述ぶ。これ|は|それ|を|学ば|ん|と|する|
古文】心なれば、大きに変はれるなり。京極/
文法】心|なれ|ば、|大き|に|変はれ|る|なり。|京極|
古文】入道中納言、「寛平以往の歌に立ち/並ば
文法】入道|中納言、|「寛平|以往|の|歌|に|立ち並ば|




