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※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形
古文】良しとはいかなるを言ひ、悪しとはいか/なる
文法】良し|と|は|いかなる|を|言ひ、|悪|と|は|いかなる|
古文】を知るべきぞ、昔今の変はれ/
文法】を|知る|べき|ぞ、|昔今|の|変はれ|
古文】るはいづくか変はれるぞとも、いか/に
文法】る|は|いづく|か|変はれ|る|ぞ|と|も、|いかに|
※「いかにして」は連語。
※「とも」は連語。
※「ナリ形動(用)/副」は「ナリ活用の形容動詞(連用形)または副詞」の略。
古文】して人の賢し愚かなるをも/
文法】し|て|人|の|賢し|愚かなる|を|も|
※「いかにして」は連語。
古文】知り、我も人となり進むべきなどは、/
文法】知り、|我|も|人|と|なり|進む|べき|など|は、|
古文】まづはじめの一重なる不審にも/
文法】まづ|はじめ|の|一重|なる|不審|に|も|
※「にも」は連語。
古文】せられぬべきを、さは皆向かは/
文法】せ|られ|ぬ|べき|を、|さ|は|皆|向かは|
古文】ずして、入られぬ道より入らむと/
文法】ず|し|て、|入ら|れ|ぬ|道|より|入ら|む|と|
※「むとす」は連語。
古文】し、及ばれぬ方より昔にも/
文法】し、|及ば|れ|ぬ|方|より|昔|に|も|
※「むとす」は連語。
※「にも」は連語。
古文】及ばんなどのみする輩、我が暗/き
文法】及ば|ん|など|のみ|する|輩、|我|が|暗き|
※「我が」は連語。




