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頁011

※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形

古文】べし。下様(しもざま)の好事の中に、不審/

文法】べし(助動詞(終)推量)。|下様(名詞)(格助詞)好事(名詞)(格助詞)(名詞)(格助詞)、|不審(名詞)

※「なるべし」は連語。



古文】を出だし才学(さいかく)をたつる人も、/

文法】(格助詞)出だし(サ四動詞(用))才学(名詞)(格助詞)たつる(タ下二動詞(体))(名詞)(係助詞)、|



古文】「ひさかたの空」とは何とて言ふぞ、「あら/かね

文法】「ひさかた(名詞)(格助詞)(名詞)」|(格助詞)(係助詞)(名詞)とて(格助詞)言ふ(ハ四動詞(体))(係助詞)、|「あらかね(名詞)

※「ひさかたの」は枕詞。

※「とて」は「と(格助詞)/て(接続助詞)」が一語化したもの。

※「あらかねの」は枕詞。



古文】の土」とはいかなる心に言ひ/初め

文法】(格助詞)(名詞)」|(格助詞)(係助詞)いかなる(ナリ形容動詞(体))(名詞)(格助詞)言ひ初め(マ下二動詞(用))

※「あらかねの」は枕詞。



古文】たるぞ、など言ふことをのみ問ひたる/

文法】たる(助動詞(体)完了)(係助詞)、|など(副助詞)言ふ(ハ四動詞(体))こと(名詞)(格助詞)のみ(副助詞)問ひ(ハ四動詞(用))たる(助動詞(体)存続)



古文】を、いみじきこととせり。これもまことに/

文法】(格助詞)、|いみじき(シク形容詞(体))こと(名詞)(格助詞)(サ変動詞・未然))(助動詞(終)・存続)。|これ(代名詞)(係助詞)まことに(副詞)



古文】あるべきことなれど、かやうのこと/

文法】ある(ラ変動詞(体))べき(助動詞(体)適当)こと(名詞)なれ(助動詞(已)断定)(接続助詞)、|かやう(ナリ形容動詞・語幹)(格助詞)こと(名詞)

※「あるべき」は連語。



古文】はたださと知るばかりにて、大き/なる

文法】(係助詞)ただ(副詞)(副詞)(格助詞)知る(ラ四動詞(体))ばかり(副助詞)(助動詞(用)断定)(接続助詞)、|大きなる(ナリ形容動詞(体))

※「にて」は連語。



古文】得分なし。歌はいかなるものぞ、/

文法】得分(名詞)なし(ク形容詞(終))。|(名詞)(係助詞)いかなる(ナリ形容動詞(体))(名詞)(係助詞)、|



古文】いかにと向きて、いかにと詠むべきぞ、/

文法】いかに(ナリ形動(用)/副)(格助詞)向き(カ四動詞(用))(接続助詞)、|いかに(ナリ形動(用)/副)(格助詞)詠む(マ四動詞(終))べき(助動詞(体)適当)(係助詞)、|

※「ナリ形動(用)/副」は「ナリ活用の形容動詞(連用形)または副詞」の略。

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