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※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形
古文】べし。下様の好事の中に、不審/
文法】べし。|下様|の|好事|の|中|に、|不審|
※「なるべし」は連語。
古文】を出だし才学をたつる人も、/
文法】を|出だし|才学|を|たつる|人|も、|
古文】「ひさかたの空」とは何とて言ふぞ、「あら/かね
文法】「ひさかた|の|空」|と|は|何|とて|言ふ|ぞ、|「あらかね|
※「ひさかたの」は枕詞。
※「とて」は「と(格助詞)/て(接続助詞)」が一語化したもの。
※「あらかねの」は枕詞。
古文】の土」とはいかなる心に言ひ/初め
文法】の|土」|と|は|いかなる|心|に|言ひ初め|
※「あらかねの」は枕詞。
古文】たるぞ、など言ふことをのみ問ひたる/
文法】たる|ぞ、|など|言ふ|こと|を|のみ|問ひ|たる|
古文】を、いみじきこととせり。これもまことに/
文法】を、|いみじき|こと|と|せ|り。|これ|も|まことに|
古文】あるべきことなれど、かやうのこと/
文法】ある|べき|こと|なれ|ど、|かやう|の|こと|
※「あるべき」は連語。
古文】はたださと知るばかりにて、大き/なる
文法】は|ただ|さ|と|知る|ばかり|に|て、|大きなる|
※「にて」は連語。
古文】得分なし。歌はいかなるものぞ、/
文法】得分|なし。|歌|は|いかなる|物|ぞ、|
古文】いかにと向きて、いかにと詠むべきぞ、/
文法】いかに|と|向き|て、|いかに|と|詠む|べき|ぞ、|
※「ナリ形動(用)/副」は「ナリ活用の形容動詞(連用形)または副詞」の略。




