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頁008

※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形

古文】「必ずよく四時(しじ)に似たるを(もち)

文法】「必ず(副詞)よく(ク形容詞(用))四時(名詞)(格助詞)(ナ上一動詞(用))たる(助動詞(体)存続)(格助詞)



古文】(もち)ひよ。春夏秋冬の気色、時/

文法】用ひ(ハ上二動詞(用))(間投助詞)。|春夏秋冬(名詞)(格助詞)気色(名詞)、|(名詞)

※「用ひよ(用ふ+よ)」は「用ゐよ」の誤写ではないので注意。そもそもは「用ゐる(ワ行上一段活用)」だったものが、鎌倉時代ごろに「ゐ」と「ひ」が混同されて「ハ行上一段活用」と考えられるようになった挙句、二段活用化したことで「用ふ」が生まれた。



古文】に(したが)ひて心をなして、これ/

文法】(格助詞)随ひ(ハ四動詞(用))(接続助詞)(名詞)(格助詞)なし(サ四動詞(用))(接続助詞)、|これ(代名詞)



古文】を(もち)ひよ」ともはべれば、春は/

文法】(格助詞)用ひ(ハ上二動詞(用))(間投助詞)」|(格助詞)(係助詞)はべれ(ラ変動詞(已))(接続助詞)、|(名詞)(係助詞)

※「用ひよ(用ふ+よ)」は「用ゐよ」の誤写ではないので注意。そもそもは「用ゐる(ワ行上一段活用)」だったものが、鎌倉時代ごろに「ゐ」と「ひ」が混同されて「ハ行上一段活用」と考えられるようになった挙句、二段活用化したことで「用ふ」が生まれた。



古文】花の気色、秋は秋の気色に、/

文法】(名詞)(格助詞)気色(名詞)、|(名詞)(係助詞)(名詞)(格助詞)気色(名詞)(格助詞)、|



古文】心をよくかなへて、心に隔てずなし/

文法】(名詞)(格助詞)よく(ク形容詞(用))かなへ(ハ下二動詞(用))(接続助詞)、|(名詞)(格助詞)隔て(タ下二動詞(未))(助動詞(用)打消)なし(サ四動詞(用))



古文】て(こと)にあらはるれば、折節の/

文法】(接続助詞)(名詞)(格助詞)あらはるれ(ラ下二動詞(已))(接続助詞)、|折節(名詞)(格助詞)



古文】まこともあらはれ、天地(あめつち)の心にも

文法】まこと《名詞》|(係助詞)あらはれ(ラ下二動詞(用))、|天地(名詞)(格助詞)(名詞)(格助詞)(係助詞)

※「にも」は連語。



古文】か/なふべきにこそ。「気性は天理に合ふ」/

文法】かなふ(ハ四動詞(終))べき(助動詞(体)当然)(助動詞(用)断定)こそ(係助詞)。|「気性(名詞)(係助詞)天理(名詞)(格助詞)合ふ(ハ四動詞(終))」|

※「にこそ」は連語。



古文】ともはべるにや。稽古に力入るる人も、/

文法】(格助詞)(係助詞)はべる(ラ変動詞(体))(助動詞(用)断定)(係助詞)。|稽古(名詞)(格助詞)(名詞)入るる(ラ下二動詞(体))(名詞)(係助詞)、|

※「にや」は連語。

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