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※(未)=未然形、(用)=連用形、(終)=終止形、(体)=連体形、(已)=已然形、(命)=命令形
古文】風吹きて枝を鳴らすも「柯は歌なり」/
文法】風|吹き|て|枝|を|鳴らす|も|「柯|は|歌|なり」|
古文】とて、それまでも歌なる由、/
文法】とて、|それ|まで|も|歌|なる|由|、
※「とて」は「と(格助詞)/て(接続助詞)」が一語化したもの。
古文】樸揚大師も尺せられて候ふと/
文法】樸揚大師|も|尺せ|られ|て|候ふ|と|
※「とかや」は連語。
古文】かや。されば、天地を動かし、鬼神/
文法】か|や。|されば、|天地|を|動かし、|鬼神|
※「動かし(=動かす)」は「動く」の他動詞形。
古文】をも感ぜしめ、世を治むる道ともなり、/
文法】を|も|感ぜ|しめ、|世|を|治むる|道|と|も|なり、|
※「とも」は連語。
古文】「群徳の祖、百福の宗なり」とも
文法】「群徳|の|祖、|百福|の|宗|なり」|と|も|
※「とも」は連語。
古文】定められ、「邪正をただすこと、これよ/り
文法】定め|られ、|「邪正|を|ただす|こと、|これ|より|
古文】近きはなし」など候ふにや。凡そ一切/
文法】近き|は|なし」|など|候ふ|に|や。|凡そ|一切|
古文】のこと成就するには、相応を
文法】の|こと|成就する|に|は、|相応|を|
※「には」は連語。
古文】さ/きとし候ふなればにや、伊勢大神/宮
文法】さき|と|し|候ふ|なれ|ば|に|や、|伊勢大神宮|
※「ばにや」は連語。




