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頁030

字母】

翻刻】もも、よろづの人まことにはおちゐ/

本文】もも、よろづの人まことには()ちゐ/

古文】もも、よろづの人まことには落ちゐ



字母】

翻刻】ずしてこのむをにくみていへる/

本文】ずして(この)むを(にく)みて()へる/

古文】ずして好むを憎みて言へる



字母】先例/

翻刻】こと、人によりてみゆるすも、先例/

本文】こと、人によりて見許(みゆる)すも、先例/

古文】こと、人によりて見許すも、先例



字母】子細事也大

翻刻】もあり、子細もある事也。大かた/

本文】もあり、子細もあること()なり()((おほ))(かた)

古文】もあり、子細もあることなり。大方



字母】天象地儀

翻刻】は、天象地儀はその字を((たしかに))よ/

本文】は、天象((てんしゃう))地儀はその字を((たし))かに(●●)()

古文】は、天象地儀はその字を確かに詠



字母】

翻刻】め、こと葉の字はまして心をよめ、/

※「まして」について、久松氏(大系)、小川氏(集成)ともに「は」の欠落を指摘(つまり本文は「まはして」)。今回は両者の説を採ることとする。

本文】め、(こと)葉の字はま〔は〕して心を()め、/

古文】め、言葉の字はまはして心を詠め、



字母】結題分/

翻刻】結題はかみしもにその心を((わけ))

本文】結題((むすびだい))上下(かみしも)にその心を((わ))()

古文】結題(むすびだい)上下(かみしも)にその心を分け



字母】三代集中/

翻刻】てよみいれよ、詞は三代集の中/

本文】て()()れよ、((ことば))三代集((さんだいしふ))の中/

古文】て詠み入れよ、ことばは三代集の中



字母】

翻刻】にてたづぬべくともをしへふ/か

本文】にてたづぬべくとも(をし)(ふ/か)

古文】にてたづぬべくとも教へ、深



字母】

翻刻】ふ/かく((いり))たる人にむけては、又か/

本文】(ふ/か)((い))()たる人に()けては、また()()

古文】深く()りたる人に向けては、また変

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