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頁027

字母】

翻刻】にても、う事にむきてはその/

※「にても、う事に」の部分、久松氏(大系)に拠ると、「」は「衍字えんじ=誤って付け加えた余計な字」(つまり原文は「にても、事に」)または「」の誤字プラス「の」の脱字(つまり原文は「にても、その事に」)ではないかとの指摘あり。小川剛生氏(集成)は「原文は『にても、その事に』説」を支持。今回は「原文は『にても、その事に』説」を採った。

本文】にても、(その)こと()()きてはその/

古文】にても、そのことに向きてはその



字母】事

翻刻】事になりかへり、そのまことを/

本文】こと()()(かへ)り、そのまことを/

古文】ことに成り返り、そのまことを



字母】

翻刻】あらはし、其ありさまをおもひ/

本文】あらはし、その()有様(ありさま)(おも)ひ/

古文】あらはし、その有様を思ひ



字母】

翻刻】とめ、それにむきてわがこころの/

本文】とめ、それに()きて()(こころ)の/

古文】とめ、それに向きて我が心の



字母】

翻刻】はたらくやうをも、心にふかく/

本文】(はたら)くやうをも、心に(ふか)く/

古文】働くやうをも、心に深く


字母】

翻刻】あづけて、心に詞をまする/

※「まする」の部分、久松氏(大系)に拠ると、「か」の脱字(つまり原文は「まかする」)ではないかとの指摘あり。小川剛生氏(集成)も「か」を補う「まかする」を支持。今回は「まかする」を採った。

本文】(あづ)けて、心に(ことば)(ま[か])する/

古文】預けて、心に(ことば)を任する



字母】有興事色

翻刻】に、有興((きょうある))おもしろき事、色をの/

※「有興」は「有リ興」、つまり「興有り」を漢文体で表したもの。

本文】に、((きょう))ある()おもしろきこと()、色をの/

古文】に、興あるおもしろきこと、色をの



字母】

翻刻】みそふるはこころをやるばかりなる/

本文】み()ふるは、(こころ)()るばかりなる/

古文】み添ふるは、心を遣るばかりなる



字母】

翻刻】は、人のいろひ、あながちに憎むべ/

本文】は、人のいろひ、あながちに憎むべ/

古文】は、人のいろひ、あながちに憎むべ



字母】事也

翻刻】きにもあらぬ事也。こと葉にて心を/

本文】きにもあらぬことなり(事也)(こと)葉にて心を/

古文】きにもあらぬことなり。言葉にて心を

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