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字母】可奈良寸與久四時爾似多留越毛/知
翻刻】「かならずよく四時に似たるをも/ち
本文】「必ずよく四時に似たるを用
古文】「必ずよく四時に似たるを用
字母】毛/知比與春夏秋冬乃氣色時/
翻刻】も/ちひよ。春夏秋冬の氣色、時/
本文】用ひよ。春夏秋冬の気色、時/
古文】用ひよ。春夏秋冬の気色、時
字母】爾之多可比天心遠奈之天己禮/
翻刻】にしたがひて心をなして、これ/
本文】に随ひて心をなして、これ/
古文】に随ひて心をなして、これ
字母】越毛知比與止毛侍連八春者/
翻刻】をもちひよ」とも侍れば、春は/
※どうしても「春」が読めなかったので、時雨亭文庫本に拠って翻刻することとする。
本文】を用ひよ」ともはべれば、春は/
古文】を用ひよ」ともはべれば、春は
字母】花乃遣之起、秋八秋能介之幾/
翻刻】花のけしき、秋は秋のけしき、/
※時雨亭文庫本では「秋のけしき」の後に「爾」があり、時雨亭文庫本に拠って補うこととする。
本文】花の気色、秋は秋の気色〔に〕、/
古文】花の気色、秋は秋の気色に、
字母】心遠與久可奈部天心爾部多天須奈之/
翻刻】心をよくかなへて、心にへだてずなし/
本文】心をよくかなへて、心に隔てずなし/
古文】心をよくかなへて、心に隔てずなし
字母】天言爾安良八連八於利不之乃/
翻刻】て言にあらはれば、おりふしの/
本文】て言にあらはるれば、折節の/
古文】て言にあらはるれば、折節の
字母】満己止毛阿良者禮天地乃心爾毛可/
翻刻】まこともあらはれ、天地の心にもか/
本文】まこともあらはれ、天地の心にもか/
古文】まこともあらはれ、天地の心にもか
字母】奈不部幾爾己曾氣性八天理爾合/
翻刻】なふべきにこそ。「氣性は天理に合」/
本文】なふべきにこそ。「気性は天理に合ふ」/
古文】なふべきにこそ。「気性は天理に合ふ」
字母】止毛侍爾也稽古爾力入流人毛/
翻刻】とも侍にや。稽古に力入る人も、/
本文】ともはべるにや。稽古に力入るる人も、/
古文】ともはべるにや。稽古に力入るる人も、




