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幼なじみを庇ったら幼なじみと親友の娘になりました  作者: ふきゆきのした
2章 銀髪幼女の生活 ~~中学生編~~
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第79話 アイツだけは絶対に許さない! ならば今すぐ戦争だ!



 俺は将吾とアリスと共に遊園地にきた。そして今は入場口の列に並んでいる。


「はい、お次のお客様。可愛いですね。たくさん楽しんでくださいね」

「はーい」


 アリスが返事をする一方で俺は若干不機嫌になっていた。

 絶対に俺に向かって言ったろ? まあ小さいって言わなかっただけ許してやろう。


「乗りたいものあるか?」

「ジェットコースター乗りたい!」


 アリスがはしゃぎながら言った。

 めっちゃテンション高いな。ジェットコースターそんなに好きか? 俺は大好きだな。将吾と何回も乗ったな。無料パス使って1日中乗った時もあったな。何故かあの日は帰ったら吐いた。なんでだろうな。


「じゃあそうするか」


 というわけでジェットコースター乗り場に移動。


「お嬢さん、少しいいですか?」

「ん?」


 俺は将吾たちと並んでいるとスタッフさんに話し掛けられ、誘導され、謎の看板の前に立たされた。


『デデーン! ざんね~ん。キミの身長じゃジェットコースターには乗れないよ。もっと大きくなってからきてね。待ってるからね~♪

 ちらり~耳から牛乳~♪』

「ちっ!」

「ダメだよお姉ちゃん!」


 俺があのウザイ看板を蹴ろうとしたらアリスが俺を抑えてきた。


「離せ! アイツだけは絶対に許さない! 絶対にだ! アイツは私をバカにした! あのウザイ顔で身長が小さい中学生ロリ幼女には無理だからお家に帰って魔法少女ごっこしてろって言って私をバカにした!(※言ってない)

 おまけに糞みたいな煽り行為までして私に宣戦布告しやがった! せめてアイツだけは殺させろ! 売られた喧嘩は買うものだ! 離せアリス! せめて1発は殴らせろーーっ!!!」


 アリスが俺を抱えたまま看板から離れていく。

 コイツ意外にも鍛えてやがる! はなせ! アイツだけは絶対に殺してやる!


「すいませんすいません! うちの娘が本当にすいません!」

「とりあえずコーヒーカップに乗ろ」

「よし!」



 という訳で移動……



 コーヒーカップ……懐かしいな。悠司と将吾が小鳥と朱音と乗って死にかけてたな。回しすぎて最終的にコーヒーカップの方が壊れたな。


「じゃあ乗ろうか?」

「そうだね。アイツを呪うか」


 俺は近くにあるヤツの看板を指差した。


「あはは……早く乗るよ」


 俺はアリスと一緒にコーヒーカップに乗った。将吾は外から見てるらしい。小鳥と朱音によるトラウマが植えつけられたままのようだ。


「お姉ちゃん、たくさん回すよ!」

「えっ? ちょっ!?」


 アリスがコーヒーカップを回し始めた。



 数分後……



「うっぷ……ちょっとトイレ行ってくる……」


 めっちゃ気持ち悪い。今にもリバースしそう……


「お姉ちゃんごめんね。ついて行くよ」

「こ、ここで待ってるからな……」



 30分後……



「お父さん、お姉ちゃんが観覧車乗りたいって」

「……そうか」


 ちょっと気分転換しないとまた吐くわ……

 そんな訳で観覧車に乗った。



 数十分後……



「今度はあそこにある車のやつに乗ろうよ!」

「そうだな! よし行くぞ!」


 俺たちは例の車を動かすやつの乗り場に移動した。


「すいません、少しいいですか?」

「ほえ?」


 俺は再びスタッフさんに呼び出された。


『デデーン! ざんね~ん。キミの身長じゃわくわくレースカーには乗れないよ。もっと大きくなってからきてね。待ってるからね~♪

 ちらり~耳から牛乳~♪』

「よろしい……戦争じゃああああああっ!!!」

「ちょっと待ってぇぇぇぇい!!!」


 再びアリスが俺を抑えて、引き下がろうとする。


「アイツ許さねぇー! 私のこと合法中学生ロリ幼女って言った!(※言ってない)

今すぐ殺してやる! 離せよぉぉぉ!!!」

「ダメだよお姉ちゃん!」


 俺はコートからバズーカ砲を取り出した。


「滅びのバーストス◯リーム!!!」

『トラップ発動! マジックシ◯ンダー!』

「……は? 危なっ!?」

どーんっ!


 俺の放った滅びのバーストスト◯ームは例のキャラクターによって跳ね返された。

 アイツ何者だよ。まあ、まぐれだろ。


「ティ□・フィナーレ!!!」

『永遠に幼女っていうのは寂しいもんな』

「だまれ!」


 コイツいま普通に幼女って言ったな!? 絶対殺してやる!


「ライク・ア・ローリコン・ストーム!!!」

『弱いね。その程度? ホモなる大地!』

「ヤメロ!」


 そんなヤバい大地要らんわ!(別にホモが悪いとは言ってない。それも個性ですから。でもホ◯ガキはお黙りください)


「ブラックサンダー!」

『ホワイトサンダー!』


 調子乗るな! これで決める!


多元重幼女飽和砲撃クヴィンテットロリータぁぁぁぁぁ!!!」

天地乖離す究極の幼女(エヌマロリッシャ)ァァァァァァ!!!』


 お前も使えるのかよ!? けど、俺はこんなんじゃ終わらない!


「これで終わると思った? 本命はこっち!

 エヴォリューションバスターL.G.S!!!」

※L.G.S⇒ Little.Girl.System


『ぐあああああああっ!!!』


 よっしゃあ! ゴミは滅んだ! 俺は勝利したんだ! あのウザイキャラクターに!











「すーすー……」

「お姉ちゃん幸せそうに寝てるね」

「なんやかんやでたくさん動いてたからな。でも観覧車で寝るとは思わなかったな」

「ふへへっ……」

「イリスは寝てれば可愛い気があるのにな」

「あはは……」

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