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幼なじみを庇ったら幼なじみと親友の娘になりました  作者: ふきゆきのした
2章 銀髪幼女の生活 ~~中学生編~~
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第73話 おんらいん ようじょちゃん 2


 あれから数日後に外出許可が出たので、光ちゃん家に行くことになった。


「というわけで吉田光と幼女ちゃんのニヤニヤ生放送始まるよ~!」


 今回はこっち(放送する側)視点なんだな。


「合法幼女ちゃん、さっそくだけど2回目の登場でどう思った?」

「合法幼女ちゃん言うな。そんな名前のヒトは知らない」


 合法合法って言ってるけど実際はアウトだからな? お前ら(閲覧者)も気づけよ。っていうか視聴者数が既に10万突破してるんだが……


「お前はエ□マンガ先生か! さて、なにしよっか? 今日は特に決めてないんだよね」

「そうなの?」


 おいネット民諸君、何が顔出しだよ。ふざけんな!


「じゃあ勝負しよっか? 今から視聴者数が3分以内に1万人増えたら幼女ちゃんはここにあるくじを引いてもらいます。そのくじに書かれていることをかわいく発言してね♪ よーいスタート!」

「はやっ!?」


 あっという間に1万人増えた。下二桁見えなかったぞ。


「じゃあくじ引いてね」

「うっ~」


 俺は光ちゃんにくじを引かされた。

 悪くないが、これを世界配信かよ……


「じゃあよろしくね。よーいスタート!」

「はぜろリア充! 滅べよ巨乳! ジャッジメント ディス! ワールド!!!」

「痛い痛い痛い! なにすんの! なんで私の胸を握りしめてくるの!」


 そんなの決まってるだろ?


「そこに胸があったから!」

「嫉妬もここまでくると清々しいね」

「うるさい」


 お前ら(視聴者)もなにが嫉妬する幼女ちゃんきゃわ~だよ! ふざけんな!


「ところで幼女ちゃん、もう二万増えてるから2本引いてね」

「え?」


 気づいたら既に二万増えていた。

 早すぎないか? 絶対1人につき2、3台ぐらいで見てるだろ。


「はい」

「うっ、じゃあ……これ!」


 誰だ今かわいいって呟いたやつは! さて、内容は……くそが!


「じゃあ幼女ちゃん、どうぞ!」

「おいしくな~れおいしくな~れ、(ロリコン)燃え(ろ)燃え(ろ)きゅーん」

「なんか違うように聞こえたけどまあいいや。はい、次よろしくね」


 俺は2本目を引いた。


「スタート!」

「お兄ちゃん! 大好き! あのねお兄ちゃん、私大きくなったらこの人と結婚するの!」


 ネット民が一斉に血吐した。それと同時にお前なんぞに幼女ちゃんはやらん! というコメントが流れてきた。


「光ちゃん? どうしたの?」

「ううん、幼女って最高だな! って思っただけだから気にしないで」

「気にするよ!?」


 友人がロリコンで俺が幼女だったら絶対気にするに決まってるだろ!


「はい、もう1本追加」


 早くないか? これ終わらなくね?


「……なにこれ?」

「早く言ってよ」


 クソが。あとで焼き鮭教団に加入してもらうぞ。


「幼女にロリの二文字はない! さあ、ロリっ娘を弄ろうか?


 ってなにこの台詞……光ちゃんを弄るよ?」

「なんで!?」


 だって俺は幼女だもん。みんな幼女=ロリータとか勝手に思ってるかも知れないけど、本当にそうなの?


「はい4本目と5本目」

「早くないっ!?」


 どんだけだよ!?


「ではどうぞ!」

「べ、別にお姉ちゃんのために作ったんじゃないんだからね!」


 なにこのツンドラのテンプラ台詞は……それでもう1つは……


「お兄ちゃん大きくなってるね。手伝って……アウトーーっ!!!」


 これはダメ! 絶対アウトだ! お前ら(ネット民)も興奮するんじゃねー!


「さて、光ちゃん。わかってるね?」

「あはは……ではニヤニヤ生放送『来たれ幼女ちゃん! 第2段!』はここまで! ありがとう幼女ちゃん、またいつか!」


 さて、生放送も終わったな?


「覚悟はいい?」

「な、なんのことかな? ほら他の台詞を引かなかったイリスちゃんが悪いんだよ!」


 俺は箱に入ってたくじを見る。

 ほとんど18禁な台詞じゃねーか! 今までよく引かなかったな! でも光ちゃんがここまで暴走していたとは……


「私暴走なんてしてないよ?」


 だからシンプルに心を読むな! お前は守護霊さんか!?


「お前の暴走を止められるのはただ一人! この私だ!」

「ちょっ、リハビリ中なんだから椅子の上に立たないで!」

「わかった……」


 俺は静かに椅子から下りる。


「飛び蹴りしてこないの!?」

「してほしかったの?」


 光ちゃんそっちの気あったんだ……


「違うから! ないから!」

「わかってるよ。いいんだよ。それでも私たちは友達だから……」

「絶対わかってないでしょ!?」


 当たり前だろ!? 今さら何言ってんだよ! せっかくの俺の心遣いを無駄にするなよ!


「なんで開き直ってるの!?」

「だからシンプルに心を読まないで!」




 次回は遂にルーシー子供(前半)が登場!

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