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幼なじみを庇ったら幼なじみと親友の娘になりました  作者: ふきゆきのした
2章 銀髪幼女の生活 ~~中学生編~~
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第55話 雑誌の撮影会


「はい、いいですよ。笑ってください!」

カシャカシャ!


 何故こうなったんだ……いや、予測はしていた。していたけど、解せぬ。


「まさかイリスちゃんもカメラマンさんに『君可愛いね! よし、一緒に撮ろう!』って言われて一緒に撮影するなんてね」


 説明ありがとう、光ちゃん。


 そんなノリで今俺は光ちゃんと月美ちゃんと一緒に『ショートソルオールミルクココアアドリストレットショットマッハキリマンジャロメニーシロップスイカチョコレートバナナアドイチゴホイップダブルグレイトフルフルリーフカプチーノ☆アルゴリズムアストリア@ナナセリュウダークモカラテ!!』を持ってお茶会(偽装)を撮影することになった。

 ちなみにコートは脱いで、ブレスレットをつけている。


 服も別に今日は変なの着ていた訳でもなく、小鳥が選んだ服を着ていたので、コートを脱いだ。


 実は最近、ブレスレットの効果時間が延びてきているということに気づいたのだ。最初の頃は1時間ぴったりだったのが、今は4時間ぐらいもつのだ。まあ、突然効果が消えると怖いので今も可能な限りはブレスレットに頼らないようにしている。


 ……え? どうやって調べたかって? 忘れたのか? このブレスレットには残り時間が表示されてるんだぜ? それで気づいた。まあ、最近まで気づかなかったんだけどな……


「次はそこにいる犬たちもいいかな?」

「くーうん(あるじ……わらひ、もうらめぇ……あああっ!!)」


 まだやってたのかよ……いい加減やめろよ。恥ずかしいと思わないの?


「イリスちゃん? 顔赤いよ?」

「そ、そんなことないよ」

「わおーん!(ピーーっ!!!(自主規制))」


 聞いてるこっちが恥ずかしい……


「(あっ、もしかしてあの犬たちって……そっか、イリスちゃん犬の声分かっちゃうもんね)

 もしかしてイリスちゃんもあの犬の中に混ざりたいの?」


 ヤメロ! 気づいたならあいつらを止めろ!! 誰が異種◯なんて好むか!!

 月美ちゃんがスバルくんを抱えて、撮影に入る。そして俺はルーシーの近くに寄る。


「わふぅ……」

「お気持ちは?」

「わふ……(最高……です……)」


 さいですか。


「立てる?」

「わふぅ(ちょっとこのままで……)」


 無理か。まあ、仕方ないな。にしてもスバルくんの方もなかなか凄いな。


「今スバルくんにいれられたいって思ったでしょ?」

「思うか! しかも何をいれるの!」

ペシンっ!

「まあ、イリスちゃんには早かったね。ムフフ……」


 取って付けたように怪しいセリフを言うな! 何かバカにされたままっていうのもアレだな。よし!


「光ちゃん、何をいれるの?」

「え? いや、イリスちゃんはまだ知らなくても……」

「むぅ、この前だってそうやって教えてくれなかったじゃん!! 何で教えてくれないの!?」

「い、いや、だって……さすがにイリスちゃんに教えるのは酷だし……」


 そうだな。俺だって幼女にそういうことは教えられないもんな。しかも実は実際にどういうことをすればいいのかっていう記憶だけ誘拐のされた次の日以降忘れてるからな。


 いや、男のブツを使うのは覚えてるんだが、それをどうすればいいのかがわからないんだ。恐らく守護霊さんの置き土産だろう。

 だから俺はここで畳み掛ける。


「教えてよ! 何で教えてくれないの!?」

「だって……エッチなお話だよ?」

「知ってるの? 教えて!!」

「はぁ、イリスちゃんがそこまで知りたいなら……」

「「「ヤメローーっ!!! こんな清い幼女を汚そうとするなーーっ!!!」」」


 邪魔をするな! せっかく光ちゃんが顔を赤くして話してくれようとしてたのに!!

 それから月美ちゃんと蒼真くんのお父さん、カメラマンさんによる説教が始まり、約1時間後……


「イリスちゃん、ごめんね。私からは教えられないよ……」

「うん……」


 さすがに俺も1時間説教させられてるの見ていながら再び聞くような性格はしてない。悠司だったらここでもう一度聞くだろうな。


「じゃあ次はイリスちゃんね。ほらルーシーちゃんも」


 俺も1人で撮るのかよ……二人だけでいいだろ。

 その後、俺はルーシーと撮ったあと、スバルくんにも抱きつかれ、ルーシーとスバルくんに挟まれて撮られた。



 数日後……



 俺と光ちゃんは雑誌の件で、『七星』を訪れていた。


「じゃーん!! どう? イリスちゃん可愛くない!?」


 なんで俺が光ちゃんたちよりも大きく写ってるんだよ。これ『七星』の宣伝だろ? こんなの幼女の宣伝じゃないか!!


「これがなんと明日発売するのだ!(ドヤッ!」


 ドヤるな! そんなもの廃棄処分しとけ!


「これはもうプレミアがついてもおかしくないよ!」

「1冊十万で売れるわ!」


 そんな訳あるかい!


「翌日、その雑誌が楽◯にて十万で売れてるのを発見し、これが伝説の雑誌となり、博物館に展示されることになるとはイリスちゃんはまだ知らなかった」

「そんな訳ないでしょ!? 博物館って!」



 そして翌日、本当に楽◯で十万で売れていて引いた。ネットを開くと、トレンドの所に


『あの時のコートの銀髪幼女、未だに幼女らしい。合法幼女の誕生か!?』

『祝え! 我らが求めるロリの極致、合法幼女爆誕の瞬間である!!!』


 などという、ふざけた欄があった。

 中学生が合法な訳ないだろ!!!


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