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幼なじみを庇ったら幼なじみと親友の娘になりました  作者: ふきゆきのした
3章 銀髪幼女の生活 ~~高校生編~~
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第131話 幼女が怒ったらロリコンが逆ギレした

何気に始めてのアリサ視点ですね。


ーーアリサ視点ーー


 昔からイリスは変わった娘だと思ってた。賢くて、偉くて立派で……私とは正反対だと。まるで琴道のような感じがする。


「ママはゴミクズ何かじゃない!! 何もわかってない癖に知ってる風に語るな!!」


 いまだって私が言おうとした瞬間にそれを理解して私よりも早く発言した。イリスもここで私が何か言えばそれが最悪な結果を生むかもしれないと私を止めるために発言してくれたのかもしれない。


 琴道もこの場に居たら同じようなこと言ってたのかな?


「確かにママはバカでアホでドジでマヌケで……良いところを探せって言う方が難しいよ!!」


 ん?


「私だってずっとママのこと見てきた! それでも良いところなんて全然見つからない!!」


 イリス? どっちの見方してるの?


「でもそういうところがママの良いところなの!! 私が居ないとママってダメダメなんだなーって思わせてくれるところが可愛いくて大好きなの!!」


 ……あとでじっくり話を聞くとしましょうか?


「ママと一緒に寝ると私に抱きついてきて甘えるところも可愛いの!」


 それ将吾と間違えて抱きついちゃったやつ……


「それにパパなんてママのパンツ被って興奮してたもん!! その時のママの顔凄い嬉しそうだった! 私だって()()()()()、アリスに小鳥お姉ちゃん、アイちゃんにルーシーたちに、葉月ちゃんと毎日過ごせて嬉しいもん!! これ以上私の毎日を壊さないで!!」


 うん、なんでかな……? あまり心に染み込んで来ない。私のパンツのくだり必要? あれ? いま私と将吾のこと呼び捨てにした?


「それにパパのどこがいいの!? 変態だよ!? ママのパンツ被って興奮するんだよ!? オマケに家にあるエロ本なんて銀髪美少女が犯されてるヤツしかないよ!?」

「何でお前それ知って!?」


 前に棚を整理してたら私が転んでそれらの本が飛び散ったところにイリスが来ちゃったの。将吾、ごめんね。


「そんなロリコン野郎のどこがいいの!? 普段だって小さな女の子が近くに来ただけでその子のことじっと見てるんだよ!?」


 どうやら将吾にもあとでじっくりお話を聞かないといけないみたいね?


「若娘よ。お前の方がわかってないではないか。女のパンツを被ることの何が悪いというのだ!? 男なら誰でもすることだろうが!? それに世の中の半分以上がロリコンなんじゃ! おかしいところなんてどこにもないではないか!?」


 もう80は過ぎてる後期高齢者が何かヤバいこと言ってるんだけど……警察に通報した方がいいかな?


「ネット通販で女の下半身を買うことの何が悪い! ゴムを買うことの何が悪い! TEN◯Aを買うことの何が悪いというのだ!?」

「てんが? なにそれ?」


 別にアンタが買うことは自由だけどウチの娘に変なこと吹き込まないでくれます!?


「知らないのか? ずいぶんバカなヤツじゃな。いいかTE◯GAとは」

「「「「黙れクソジジイ!!!」」」」


 イリスとおじさんとおばさんとその息子の遙斗くん以外のその場にいた全員が声を揃えて言った。


ーーイリス視点ーー


 いや、お前ら(メイドと執事)はそっち側だろ。雇い主をジジイ呼ばわりとか凄いな。


「あー残念だなー失望したなー小鳥さんの父親がこんなヤツだったなんてー(棒読み)」


 アリスが謎の棒読みをした。すると将吾が何かひらめいたかのように顔をあげた。


「こんな小さな子どもに大人のおもちゃを教えようとするなんて小鳥も実は同じような性格してるんじゃないですか?」


 この際だからはっきり言おう。同じような性格だと思う。だって5歳児に『ホモレンジャー』勧めてくるヤツだもん。同じじゃん。


「そんな変態とは結婚できませんね。それでは失礼させてもらいます。帰るぞ」


 将吾に連れられて部屋を出ていく。若干小鳥は残念そうな顔をしてたけど、あらかじめ小銭で買収しておいたので気にしない。


「わふっ(まさかこんな伏線あるなんて誰が思ったんですか……)」


 え? みんなそれぐらいわかってるでしょ? 第2話でしょ?



※『基本的に小銭とイタズラが大好きなやつだ。コイツを買収する際は必ず100円玉か500円玉だ。寧ろそれだけで吊れる』

 第2話中間付近の小鳥初登場時引用。



『そんなところから持ってくるなよ!? いま第何話だと思ってるんだよ!?』


 第131話ですけど何か? 番外編が16話あったから実質147話だけど。


「まっ! 待ってくれ!」

「旦那様、私このお仕事辞めさせていただきます」

「え?」

「「「私も辞めさせていただきます!」」」


 あっ、ドンマイ。でもお前が悪いから知らん。


「ちょっと待ってくれよ!? ねえ、止まろ? せめて止まろうよ? あっ、ちょっと!?」


 最後に葉姉が部屋を出て扉を閉めた。


お気づきいただけたでしょうか? 実はこの物語がシリーズ化しているのです。

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