表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼なじみを庇ったら幼なじみと親友の娘になりました  作者: ふきゆきのした
3章 銀髪幼女の生活 ~~高校生編~~
119/155

第99話 巨乳とリア充滅ぶべし! 今こそ幼女の本気を思い知れ! 1


 今日からは授業が始まるのだが……


「眠い……」

「夜遅くまで起きてたからだよ。おかげでボクまで眠いよ……」


 俺はアイちゃんに起こされ、制服に着替えた。


「おはよう。イリス、アイちゃん」

「おはよー」

「おはようございます」


 リビングに行くとアリサと将吾が朝ごはんを食べていた。すると小鳥が俺とアイちゃんの朝ごはんを持ってきた。


「ほらイリスちゃん、早く食べて」

「うん……」


 目玉焼きかぁ……嫌いじゃないんだが、今は鮭の気分なんだよなぁ。


「また目玉焼きなの?」


 なんだアリスか。朝っぱらから全員揃ってるなんておかしなこともあるんだなー

 いつもならアリスとか将吾が居ないのになんでいるんだろうか?


「ほら黙って食べる。将吾も新聞なんて読んでないで早く食べて! 向こう側が来ちゃうわよ!」


 ……向こう側?


「誰か来るの?」

「アリスの縁談相手よ」


 そうか。ならどうでもいいな。さて、学校行こ。


「イリス、今日はちょっとルーシーたち全員連れて行ってくれる?」

「まあいいけど……」


 俺とアイちゃんはルーシーたちを連れて学校に向かった。

 光ちゃんはいつも通り置いて行く。


「ちょっと待ってよ!」


 最近光ちゃんのとある部分に脂肪が増えてきていて走るたびにゆれるのがムカつくから置いて行く。


「イリスちゃん!」

「ココ! 『にど◯り』!」

『おまかせあれ!』


 ココは光ちゃんを後ろ足で蹴り飛ばした。


「ぐはっ!?」


 効果は抜群だ。

 そしてもう一度蹴り飛ばした。


「ぐへっ!?」

「効果は抜群だ。二回あたった」


 そんな茶番をしているとイリヤちゃんが道の角で待機してるのが見えた。

 相変わらずツンドラだな。


「どこが茶番なの!? 普通に痛かったんだけど!?」

「思考を読まないで。イリヤちゃん、早く行こ! 最近自分の胸が少し、ほんとーにすこーしだけ大きくなったからって調子に乗ってるコイツを消そうよ!」

「そうですね。光ちゃん、恨まないでくださいね? 恨むならその脂肪を恨んでください?」

「なんでそっち側なの!?」


 イリヤちゃんも仲間(まないた)だから光ちゃんの敵だよ。そもそも巨乳キャラは月美ちゃんがいるんだから二人目なんて要らんのだよ。


「月美ちゃんは爆乳だから巨乳は私だけだよ!」

「……イリヤちゃん」

「そうですね」


 俺とイリヤちゃんは光ちゃんに近づく。


「滅べ巨乳が! 天地乖離す究極の幼女(エヌマロリッシャー)!!!」


 光ちゃんに巨乳恒例(うざい胸を削るため)のヤスリを投げつけた。


「危なっ!?」

「その技あなたも使えたのですね……」


 幼女なんだから使えるに決まってるだろ! むしろ悠司が使えた方が不自然なんだよ!


「でもこっちは私オリジナルだよ?

 エヴォリューションバスターL.G.S!!! お前が避けると地球はコナゴナになるのー!!」

「えっ……」

※L.G.S⇒Little.Girl.System


 今度は光ちゃんに閃光弾を投げた。


「ルーシー! ゴー!」


 俺はルーシーに乗って指示を出す。


「わんっ!(イエッサー!)」


 ルーシーたちが走り出すと後ろから眩しい光が放たれた。


「光ちゃんが光に包まれて見えなくなったね」

「……そうだね」


 ……あれ? もしかしてイリヤちゃん巻き込まれた? まっ、いっか。


「おはようイリスちゃん」

「おはよー蒼真くん」


 蒼真くんと軽く挨拶を済ませてアイちゃんと席につく。俺とアイちゃんは悠司に頼んで1番前の席に変えてもらった。じゃないと黒板が見えない。


「お前ら早く席につけー」


 それから悠司の悠司による悠司のためのホームルームが始まった。


「授業中は他の先生になるべく迷惑をかけないように。イリスがドジを仕出かしそうになったら周りがカバーするように。以上」


 おい。なんで俺が何かやらかすこと前提なんだよ!! おい逃げるな悠司!!


「最初の授業はなんだっけ?」

「確か数学だったような……」


 数学ね。授業中寝てても許される先生だといいな。


「数学は俺が担当すっ!? 俺の人生もここまでだったか……」


 なんだよ元担任? 面接の時以来だな? なんで俺の方を見て絶望したような顔してるんだよ。


「はい、じゃあ授業を始める。まず教科書。この小さいやつの3Pを開いてくれ」


 教科書は……これか。


「あっ!」

バサッ!


 いきなりノートが! 身長的にも降りたらルーシーに乗らないと届かないんだよな。ルーシーたちは授業参観みたいに後ろに並んでるから呼びにいくわけにも……


「よいしょ」


 俺がわたわたとしていると先生がノートを拾うためにしゃがんだ。


「あっ!」


 今度は筆箱が!


「痛っ!?」


 しかもシャーペンや鉛筆が中から飛び散った!!


「拾わないと! ……きゃっ!?」

ばたんっ!


 俺は鉛筆で転んでしまった。


「……お前席に座ってろ。俺が拾うから。いいな? 余計なことはするなよ?」

「はい」

「また教室が壊れそうだ」


 俺とアリサを一緒にするな! お前ヒトをなんだと思ってるんだよ!?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ