香崎結香の家庭事情②
すみません。こちらは全部書き直しをしました。大変ご迷惑をおかけします(汗)
小学校に入ってすぐに、父の父…つまり私からは祖父にあたる人が、所有していたマンションの1つで1人暮らしを始めた。
それまでも家族団らんとほど遠い生活だったけどね。
父親は1ヵ月に一度会えればいいほうで、会話はほとんどなし。母とは毎日顔を合わせ、会話も一応していたけど、すべてあいさつとか社交辞令みたいな話だったけど。
母は今では売れっ子の料理研究家。
料理の基礎を教えてもらった。叩き込まれていたのが正解かもしれないけど
このときは何で覚えなきゃいけないのかわからなかったけど、もしかして誉めてもらえるかもって、頑張った。
まさか全部1人暮らしさせるためとは思わなかった。
結局怒られることはあっても、誉められることはなかったなぁ。
うまくいかず、泣いたらものすごく冷たい目をされ
「みっともない顔みせないでくれる?こっちが気分悪くなるわ。だから子供なんてキライなのよ」
と言われたっけ。
もう10年以上前になるけど、よく覚えているなぁと自分に関心するよ。
料理以外の洗濯や掃除などは、父の義理の母であるしのおばあちゃんが教えてくれた。
後妻だから私とは血のつながりがないけど、本当の孫みたく可愛がってくれた。
身内で唯一私のこと最後まで心配してくれた人。
本当は両親の私に対する教育方法に文句言いたかったみたいだけど、あまり強く物事がいえない静かな性格だったのと、義理で血がつながっているわけでもなかったから言えなかったみたい。
祖父は私にさして興味がなかった、というよりも仕事…いや会社をどう大きくするかで頭がいっぱいだったんだと思う。
だから何も言わなかったし、会うのさえ年に2回ぐらいしかなかったな。
今ではこれまた会ってないから、顔どころか印象さえ覚えていない。
私としてはいたなぁって感じ。
しのおばあちゃんは私が4歳のときに病気で亡くなった。
そのあとすぐに祖父も事故でこの世を去ってしまった。
父がすぐに、跡を継ぎ社長になったものだから忙しく、私なんかにかまっている暇もなかったみたい。
すべて母まかせ。
なのでさらに会うことがなくなった。
正確には覚えていないけど父は私が5歳、母は小学校の入学前の6歳から会っていないと思う。
詳しいことは知らないけど、母の祖父母とは結婚する前に絶縁しているらしく会ったこともなければ写真さえ見たことない。
今、生きているのかさえ知らない。




