第二話
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カマリン諸島に建設された軍港から出撃して5日。
スワハラからの妨害もなく艦隊はアカツキ大陸へと進んでいた。
すでに三つの島を攻略、どの島も対艦砲を備えた要塞に作り替えられていたが不自然なことにスワハラ兵が誰もいなかった。
司令や参謀らは我々セイリスの力を理解して本国に逃げたに違いないと結論付けていたが、少なくとも私やジャガート乗組員には不安が日に日に強くなっていた。出撃前から作戦行動をしていた潜水艦が行方不明になっていたことに加えて要塞化した島を放棄するなどあり得るのか?という疑問。
なぜならカマリン諸島沖の海戦でスワハラは艦隊の多くを失った。なら戦力回復のため時間を稼ぐ必要がある。もちろん本土防衛のため守りを固めるためにも時間は必要、だったら島は放棄せず徹底抗戦で少しでも侵攻を遅らせる方法をするべきだ。なのにそれをしないのは奴らは挽回できる方法が他にあるからではないのか?我々を引き込んで一挙に全滅させる方法を。
帰国後に聞かされたことだがこの時駆逐艦の一隻がある無線を傍受していたそうだ。司令たちは気にもしてなかったが、
《イー405 ニイタカヤマノボレ》
これが作戦開始の合図だったのだろう。
翌日、攻撃は驚いたことに空から始まった。
見たこともない兵器が魚雷や爆弾を抱えて艦隊へ襲ってきたのだ。駆逐艦や巡洋艦が沈められ対抗しようにも対魚雷艇用の機銃ぐらいしか使えず、一方的だった。幸いだったのがその兵器の数が四十ぐらいだったことだ。もっと多くいたらそこで艦隊は壊滅していただろな。
そしてこのあとノーアにおけるすべての歴史において前列のない異世界の艦隊との海戦が始まった。
《敵艦隊発見ッ3時の方向より接近中》
観測員の報告に双眼鏡を覗いて敵艦隊を確認した。
戦艦8、あとは我々より小型に見えた巡洋艦と駆逐艦が十隻はいた。急ピッチで建造するため戦艦はそのままに巡洋艦と駆逐艦は量産のしやすい小型にしたのだろうと思った。だが徐々にに近づいてく敵艦隊にその大きさがわかってきた。
「なんて大きさなんだ・・・・」
艦橋にいた誰かがそう呟いた。
そう敵の戦艦はどれも我々の戦艦よりも大きかったのだ。それで巡洋艦や駆逐艦が小さく見えていたんだ。
「怯むな諸君。ただデカイだけの見かけ倒しだ。
戦艦は砲の火力で力量が決まる。我がセイリスよりも強力な砲をスワハラが持っているハズがない」
怯むな乗員たちに言い聞かせるが私自身も嫌な予感がしていた。
《敵艦隊右に回頭。同航戦をする模様》
敵艦隊は同航戦を望んでいるようだ。
《全艦隊右砲戦用意》
旗艦からの指示によりジャガートの主砲も全て右に向け射程に入るまで徐々に近づく。
もう少しで射程に入るその時、敵戦艦が発砲した。
「発砲だと?敵は焦って撃ってきたのでしょうか」
副長が私に聞いてきたが私は恐らくなとしか答えれなかった。何故なら敵戦艦の砲が我々より大きいように見えたからだ。三連装砲三基の砲が一斉射を仕掛けてきた。それも単艦ではない。敵戦艦全てから砲撃を開始したのだ。まさかと思った瞬間その予想は正しかったことがわかった。
突然先頭を行く戦艦リンドが見たこともない水柱に囲まれたのだ。
「なんだあの水柱はッ?」
水柱の大きさにも驚いたがそれよりもこちらよりも長い射程を持ち初弾で夾叉できるほど高い射撃能力を相手は持っている。このままでは一方的に攻撃される。
カマリン諸島沖海戦でのスワハラのように。
《全艦隊ッ、敵艦隊との距離を詰め、射程に入り次第砲撃せよ!!》
司令も焦っているようだった。
すぐに速力を上げて近づくが驚くほどの速射力で砲撃してくる。こちらの射程に敵艦が入る頃には三隻が撃沈、一隻が大破していた。
《敵艦隊射程に入りました!》
《主砲、敵戦艦に照準。いつでも撃てます》
「撃てぇ!!」
ジャガートの主砲が一斉に火を吹いた。
この時頭に血が昇っていて試射もせず一斉射を指示してしまっていた。放たれた砲弾は夾叉せず大きく外れてしまう。
すぐ次射を指示するが撃つ前にジャガートは集中砲火を受けて大破、戦闘継続不能と判断し、戦列を離れた。しかし戦列を離れてから暫くすると
《左舷より雷跡4、本艦に直撃コースです!!》
「回避ぃ!!」
「間に合いませんッ衝撃に備えてください!!」
左舷からやってきた四本の魚雷はジャガートに命中、浸水が止められず復元不可能だったため私は退艦命令を出した。
カメ投稿なので気長に待って頂けるとありがたいです。




