北方宗一の銃器語り #29 拳銃沼へようこそ 特殊な拳銃たち。
久々の更新
短いけれど、変な拳銃を。
S&W Mk.22
アメリカ軍でのMk.23の前任拳銃。
9ミリパラべラム亜音速弾を使用する静音性に優れた拳銃で、M39を基にサプレッサー取り付けアタッチメントと大型サイトを搭載しています。
最大の特徴はスライドを無理やり固定する部品の存在で、これを利用すると動作音がしなくなりました。
ウェルロッド
イギリスSOEの暗殺要員向けに開発されたボルトアクション拳銃。
サプレッサー一体型で一発ずつボルトアクションで争点と排莢をする。
当時としては珍しい夜光ライプのサイトを搭載している。
シリアルナンバー以外の刻印がないのも特徴。
ワルサー カンプピストル
いわゆる信号拳銃を、手榴弾の類を撃ちだすように改造したもの。
始めは前線で柄付き手榴弾をねじ込んで叩き込んでいたのが始まりで、それを聞いて適応するように改装、制式化した。
区別のためにZの字が掘られているためツェットピストーレと呼ばれていた。
なお、改装後も信号弾は使える。
H&K P11
いわゆる水中銃。5発の弾丸の詰まったレンコン状のカートリッジを使用するやけにでかいペパーボックス拳銃。
なんというかトラメガっぽい雰囲気がある。
弾切れになったら5連発カートリッジごと取り換えるうえに再装填は工場で行われる。
NATOの特殊部隊向けだそうだが、謎が多い。
H&K P2A1
信号拳銃。
H&K製品なのによりにもよってSigPiという同業他社製品を思い起こさせる名前になっています。
25ミリという普通の信号弾を使用できるが、12ゲージ信号弾カートリッジを使えるアダプターもある。
いろんな作品で墜落したパイロットとかがよく使っている。
なお自衛隊でも同様の信号拳銃が用途で分けて二種類存在する。
NRS ナイフピストル
その名の通り、ナイフに拳銃を仕込んだもの。バネで刃を飛ばすスペツナズナイフと呼ばれるものの後継品。
使用弾丸は減音弾。一発使用するとナイフ戦以外出来ないが、スペツナズナイフだと一回使用するとナイフとしても使えないという点からは改善した。
中国軍では変な折り畳み型のナイフに三連発拳銃を仕込んだものもある。
SPP‐1A
ソ連の四連発ペパーボックス水中拳銃。
P11よりは銃っぽく見えるフォルムをしている。
MSP
ソ連製暗殺拳銃。
デリンジャーのようなペパーボックス式だが、どういうわけか弾薬規格がPSSと違う。




