王都シャングリラ
・人口は100万人程度。
・王城前広場から10本の道が放射状に延び、通り沿いに発展した街が並んでいる。
・王城前広場は、有事や遠征時は軍勢が移動するための巨大な転移陣として使われる。普段は時計塔や花売りが居て、王都見物の観光客でも賑わっている。
・王城も広場に接する迎賓棟は一般公開されており、『王城グッズ』を売る売店もある。
(王族の居住区である奥宮や、王都三師団の『塔』や『研究所』、『竜舎』・『訓練場』、『天空舞台』のある本城は非公開)
・夕暮れ時は、立ち上る魔素の灯りが蛍のように飛び交い、夜のとばりが落ちる街を幻想的に彩る。
・街灯に使われる魔導ランプの灯りは滲む灯りで、古い時代のガス灯のような感じ。明るいが柔らかい光で街を包みこむ。
・街の建物は高くても5階建てまで。
石造りだが無機質な感じはしない。
人の住む部屋の窓枠には植物のプランターが飾られ、ハーブを栽培したりする。
ペチャニアが歌うことも。
・基本的に職住接近。それぞれの仕事に携わる者が、表通りの建物の上層階や裏通りに住居を構える。
・三番街~六番街は商業地域
・七番街は工業地域
・八番街~九番街は文教地区
【一番街】官公庁が多い 中心に『シャングリラ中央駅』がある。
・シャングリラ中央駅
ホームが沢山あり、改札口は広い。
切符売り場は改札の両端と駅前広場にある。
人は駅前からアーチ状の転移門を通って各街に転移する。
・貨物は中央駅から環状線で運ばれる。一般の乗客は利用できないが、王城内にも線路が通っており、駅がある。
【二番街】金融街
・ゴブリン金庫
金庫の封印は厳重。
・『ミネルバ書店』
専門書から大衆向けのライトノベルまで、品ぞろえ豊富な大型書店。
三階に結着点があり、限られた客がそこを利用する。
【三番街】
・魔道具ギルド
5階建て。重厚で古めかしい石造りの建物。
・『メロディ・オブライエンの魔道具店』
ごちゃごちゃした雑貨か金物店風。
店舗は狭いが奥に工房があり、壁の棚には修理中や修理済みの魔道具が札をつけて並んでいる。
【四番街】
歓楽街、劇場地区
大劇場があり、裏通りにあるエレンの花屋の二階に、オドゥが暮らす。
オドゥがまかない目当てでバイトした飲食店もある。
【五番街】
王都のいわゆるファッションストリート
・『ニーナ&ミーナの店』 婦人服・小物の店 五番街の通りに面した、狭い階段を昇って行く2階にある店。
・『バーナード・スミスの店』 紳士服店
【六番街】
マール川の支流が流れており、船着き場を利用する人々や、釣り客、川遊びの客でにぎわう、王都の癒しスポット。
・『船着き場』
物資の輸送船の他、遊覧船にも乗れる桟橋がある。
・『レイバート』
2階建ての瀟洒な洋館風の高級料理店。
川に面したサンルームのような造り、広めのレストラン。
2階のバルコニーは特別席で、入れる客は限られている。
VIPのための、転移の『結着点』は庭に飛び出た東屋風で、表側からは見えない。
『結着点』からは人目を避けて2階にあがるか、庭を通って店の1階に入ることが出来る。
・『海猫亭』
場末感漂う、ラーメン屋のような雰囲気の店。カウンター席と、テーブル席が幾つかあるだけの狭い店。その外見と裏腹に、3代続く名店。海鮮出汁たっぷりのター麺と白身魚のムンチョのから揚げが人気。元気のいい女将さんと2人の息子で店を守っている。
【七番街】船着き場から物資を運びやすく、各工房が建ち並ぶ。
・『パロウ魔道具』
〝朝ごはん製造機〟など大ヒット商品を製造する、魔道具メーカーの工房。
1階は工房と倉庫で、2階より上は経営者一家と従業員が暮らす住居。
・『収納鞄の工房』
1階は工房、2階は倉庫だったものを改装し、ベッドを置き寝泊まり出来るようにしている。
【八番街】
・『シャングリラ魔術学園』他各種学校。
・古書店街。逆さ時計のある古書店『イズミ堂』。
・学士会館
・教員住宅。
【九番街】
・『王立植物園』
ヴェリガンの研究室の植物達と性格が違う植物が集まっている。つまり大人しくない。
・『王立魔獣園』
【十番街】貴族街 アルバーン公爵邸や、ヒルシュタッフ宰相邸などが建ち並ぶ。豪奢なお屋敷街のため他の街と違い、隣家は見えない。
ライアスの父ダグ・ゴールディホーンも家を構える。









