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【コミカライズ制作資料】魔術師の杖 設定資料・用語集  作者: 粉雪@『魔術師の杖』11月1日コミカライズ開始!
地名/

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地名

連載開始時の覚え書きをまとめました。

☆国家☆


【魔導大国エクグラシア】

物語の舞台となる国

建国500年。サルジア皇国を追われた武闘派魔術師バルザム・エクグラシアが、竜王ソルディムを倒して契約をし、居住権と加護を勝ち取った。

竜王の縄張りがそのまま領土となっている。

オーロラが見える珊瑚礁の海まで……国土の気候は土地ごとに特徴がある。

マウナカイアに住む〝人魚の末裔〟、樹海に住む〝緑の魔女〟が率いる〝森の民〟など、土着の少数民族もいて共存している。


【サルジア皇国】

エクグラシアの東にある隣国。

エクグラシアより歴史は古く、呪術師がいる。

国土だけならエクグラシアより広い。


ほかに周辺諸国や島国に囲まれています。(物語にはでてきません)


☆首都☆


【シャングリラ】

エクグラシアの王都 人口100万人程度。


・1800年頃の江戸の人口が100万人程度なので、そのぐらいの規模を想定。

その当時のロンドンが80万、パリが50万程度なので、もっと少なくてもいいかも。


☆主要都市☆


・シャングリラの西にあるターミナル駅のある大きな都市がウレグ、東にあるのがメニアラで、南の海に面した港がある都市タクラ、それぞれが人口20万人程度。


【ウレグ】

魔導列車の経由地。

シャングリラの手前にある、赤レンガ作りのわりと大きな駅。

駅前広場にはドラゴンが三体降りてもじゅうぶんな広さがある。


【タクラ】

エクグラシアの南にある海に面した都市。

異国情緒あふれる市場がある。

マール川の河口があり、交易や漁業が盛ん。

川の流域には染織工房もいくつか存在する。

名物タクラ料理の店は王都にもある。


【メニアラ】

シャングリラから南東にある大きな駅のある都市。

シルクが採れ、紡績業が盛ん。

タクラ北東からメニアラにかけて、サルジアの国境まで〝森の民〟が住む樹海が広がる。

ヴェリガンの出身地はそのへん。


・便利なのはタクラで、ヴェリガンの両親はタクラ郊外で農園を営む。

彼の祖母である〝緑の魔女〟フラウは、〝森の民〟を率いて樹海に住む。

ヴェリガンは祖母に預けられて樹海で育った。


【アルバーン領】

シャングリラから見て北にある、アルバーン公爵領。広大です。

当然魔導列車の駅もありますが、駅名はまだ決めていません。

アルバーン駅?…それもなんだかな。

モリア山を有し、冬が長い冷涼な気候。

霧に覆われた湖水地方では幻想的な光景が広がります。

ここの出身には緑の瞳をもつ人間が多いです。


☆街☆


・カレンデュラやサルカス、エルリカ、グワバンは人口数万人のもっと小さな街。

リコリスやルルスはもっと小さく、数千人規模の町です。


【カレンデュラ】

シャングリラからみて南西。

ウレグから北に向かえばサルカス、南に向かえばカレンデュラ。

温暖で山は広葉樹林に覆われてうっそうとしている。

作物も育ちやすく暮らしやすい。

平地では米が、湿気のある霧に覆われる山地では茶葉が採れる。

秋にはヴィーガという、マウナカイア周辺で発生した暴風雨の直撃を受ける、水害に見舞われやすい土地。

ちっちゃな甲羅を持ち、岩に擬態する巨大な魔獣レビガルが棲む。


【エルリカ】

デーダス荒野に接するグレンの家から一番近い、魔導列車の駅のある街。

ペリドットが採れ、冬は凍った川でスケートを楽しみ、かがり火をたいた街の広場では屋台も並ぶ。


【サルカス】

北西の山脈の麓にある街、魔導列車の起点のひとつ。

特産品のサルカスレースは全国に知られており、新進気鋭のレース作家が注目されている。

ミッラの実を使って作る、ミュリスという焼き菓子が名物。ミッラはイメージ的には林檎。


【グワバン】

地方都市で郊外には農村が広がる。

魔導列車の起点のひとつだが、魔導列車の線路が敷かれたのはようやく10年ほど前。


【リコリス】

人口2000人ぐらいの小さな町。

グワバン→リコリスへの移動は魔導バスを使用。

閉鎖的で活気はなく、たいていの若者は成長すると都会に出る。町はずれの山中にリコリス温泉があり、領主の別荘が建てられている。

薬草の栽培が盛んで、町のあちこちで魔獣除けのハーブが育てられており、町の周囲は比較的安全。


【マウナカイア】

人魚伝説が残る珊瑚礁で有名なリゾート地。

魔導列車の線路が引かれる前は、訪れる者はほとんどいない寂れた砂浜だった。

海で魚を獲り、芋などを栽培する自給自足。

サラーグの実は食用や酒作りに使う。

今はビーチ沿いに店が建ちならび、駅前の通も開けていて、昔の面影はない。

ビーチのはずれに行けば、古い堤防など人魚との交流があった時代の名残がある。

半島をぐるっと回れば『海洋生物研究所』を兼ねた灯台がある。


【魔石の町ルルス】

魔石鉱床の採掘のために造られた新しい街。

領主はおらず、採掘事務所が置かれている。

王都から第三舞台が遠征して魔獣討伐に来る以外は、魔法障壁が町を守り、自警団が組織されている。

グレンが魔導列車の線路を敷いたことで、全国から人が集まった。

ここからエクグラシア各地に魔石が運ばれる。

良質なものはまず王都に運ばれ、そこで仕分けされ活用される。


☆物語にでてくる地名☆


【ヴェルヤンシャ】

シャングリラ郊外の高い山。中腹ではお茶を栽培。

高所には針葉樹林があり、学園長とカーター副団長が木から吊るされたのはこの辺。


・知らずの湖

ヴェルヤンシャの頂上から見おろせる湖。街道から外れたところにあり、ドラゴンでないと行けない場所にあるため、『知らずの湖』と呼ばれる。

レイメリアやグレン、国王夫妻にとっては思い出の地。


【デーダス荒野】

グレンの家がある荒野。

何にもないが、地下にはサルカス山地に源を発する、豊富な地下水脈がある。

外れでペリドットが採掘される。


【マール川】

シャングリラとウレグの間を流れる大きな川。

河口にある港湾都市タクラと王都シャングリラを結び、魔導列車が普及する前は主な輸送経路だった。

シャングリラの南にある不毛の地、エレント砂漠は迂回して港湾都市タクラに注ぐ。


【エレント砂漠】

シャングリラの南方にある砂漠 コカトリスや黒鉄サソリが出る。


【マウナカイアビーチ】

エクグラシアの南方にあるリゾート地 サンゴ礁が有名。


【カナイニラウ】

日の光が届かない深海に築かれた、人魚族の泡の宮殿がある海底都市。

空気がある区画もあり、人魚と婚姻を結んだ人間の居住区もある。

近くには〝海の精霊〟が住む領域もある。

沖縄地方に伝わる『ニライカナイ』を語源にしている。


・『ニライカナイ』とは……地の底、または海の底にある異界で理想郷。生命の源であり、死者の魂もそこへ向かうとされている。

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