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その能力は無敵! ~けもっ娘異世界転生サバイバル~  作者: チル
狂った境界と踊る神々そして大きな賭け後編
2036/2401

九百四十三生目 信仰

 おはようございます私です。

 昨日だけでやたら濃い1日を過ごした気がする……

 私はインカ兄さんが朝から訓練に励むのをみたり弟ハックが起きないのをおこして朝食とらせたりしつつちゃんと開くまでの時間をすごす。


 実はR.A.C.2はいつでもやっているものの朝はあまり活発的ではなかったりする。

 昼から夜そして夜中にどんどん盛りだくさんになっていく。


 昨日は別のこと盛りだくさんになっていたからね……

 ただミアの依頼はカタをつけた。

 あとは神の依頼の方だ。


 ここがどんな場所か突き止め……

 そして必要だろうVVへの直接対面。

 嫌だなあ……それだけが嫌だ。


 嫌でもやらなくてはいけないことがある。

 嫌とはいえVVとは話さねば。

 VVの狙いやVVの思惑を……どうせろくなことしてないんだから!


 VVと言えばあの謎の投影装置による立体映像ダンシングだ。

 メチャクチャ気になってるもののあんまり深く触れられていない。

 一種の信仰モデルなんだろうか。


 そんな先進的すぎる信仰の取り方をなぜしているのかは気になるが……

 まだまだわからないことは多い。

 ただ未解決事件そのものはなんとかなった。


 探偵のマネごとの時間は終わりだ。

 神との戦いに備えよう。

 ……彼ら顔のない神たちが戦うとは思わないけれど。


 ここはホテルのフロント。

 広々とした空間が取られていていかにも高級感ただよう。

 待機のためのソファもたくさんあるんだけれど。


「ぐぁー」「くー」


「うわっ酒臭い! 何!? 誰!?」


 凄まじいにおいにひかれて向かうとせっかくのスーツを着崩しているふたりが。

 カンタとオウカさんだ。

 朝帰りである。


 幸せそうに酒を呑みまくったらしい。

 ……ところでオウカさんなんでそんな仮面しているの?

 どこの民族衣装仮面?


 ふたりを部屋に運んで寝かせたあとに。

 改めて出かけることに。

 もちろんまた私のチームはインカ兄さんと弟のハックと……


「お迎えにまいりました」


 従業員エイナがホテル前まで来て1礼した。

 共に歩きながら挨拶を交わしR.A.C.2内へと目指す。


「今日はどこいくの〜?」


「いい加減、中央に向かおうかなって思って。今まではあちこちまわっていたからね」


「それはいいお考えです。VV.I.P.のお客様を最ももてなせるのは、我々ですから」


 エイナはこともなげにそう言い切る。

 それは自信というよりももはや常識を口にしたときの口ぶり。

 彼らとは違うといった様子か。


「昨日はおみごとでした。あれはこちら側でも問題として取り上げられています。お客様たちに被害をもたらすのはもってのほかなのに、その危険性が常に高い状態がおこっていたのですから。同様の案件や、事件の被害調査が行われている状況です」


「かなりの死があったからね……最善ではなかったけれど、取れる範囲でなんとかなったのは、良かったと思う」


「貴方様は出来得る限りの最善を行いました。それは間違いありませんよ」


 エイナにそう言われれば少し救われた気がする。


 私達はそんなエイナに引き連れられゲートをくぐる。

 2日目のはじまりだ。






 エイナは魔道具らしき端末をいじってまた連絡を取る。

 すると突然こちらに顔を向けた。


「うちのVVが、ぜひ直接歓談したいそうです」


「えっ?」


 まさかの向こうからの接触。

 最初からチケット渡してきたりとなんとも積極的なやつだ。


「ただ、歓待は本日の夜中……つまり日にちが変わる頃です。それまではご自由にしてください。都合が悪ければ変更もできますが……」


「どう? ふたりとも」


「僕は大丈夫〜、夜中まで起きることはよくあるから!」


「ああ、まあ俺たち元々夜型のところあるしな」


 というわけでこのメンツはオーケーが出た。

 他のみんなにも念話でオーケーとっておこう。


「ではそのように。それまでは我々の方で歓待させてもらいます!」


 そのことも全員に伝えておく。

 さあ行こう……

 中心街へ。






 道に関してはほぼ突っ切っていくだけなので難しいことはなかった。

 たどり着けばそこからは雰囲気が1段階上がったかのような錯覚。

 テントの質自体が均一され上がっている。


 もうココまで来ると建築物だよね。

 ほんとうに移動とかできるんだろうか?


「そう言えば、ツカイワ様。各地にある記念碑は拝見されたことはありますでしょうか?」


「記念碑?」


「ちょうど今ここに建造中のものです」


 そういわれ指さされた先にあったのは足場が組まれた高いもの。

 中は……木で作られた塔?

 ニンゲンが入れるサイズではなく細く長い感じの。


「へえ、なんだかオシャレ」


「大きいなあ、これどうするんだ?」


「我々は季節ごとに移ろう鳥のようなもの、移動するごとにその証を残していくんです」


 なるほど確かに記念碑だ。

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