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百五十八生目 人手

 レベルは20に。

 早速お楽しみの時間。

 スキルポイントは5なので早速スキルを取ろう。


[戦士の心 痛みなど危険信号を理解しつつ行動に悪影響が出ないようにする。レベルにより範囲が広がる。また剣と槍それと中〜重鎧への適性が上がり剣と槍に対する耐性が上がる。一部武技を習得する]


 地魔法から派生している5ポイントのスキルだ。

 これまではあまりいらないかなと思っていたんだが今回グラハリーに進化出来るようになって話が変わった。

 痛覚への耐性などはちょっと実際の戦いにならないとわからないがグラハリーは針を鎧や槍や剣に変えるから便利だ。

 ちなみに一部の武技というのは……


[回転切り 剣など斬れる物を構えて周囲範囲内を力強く薙ぎ払う。レベルが高くなると実際のリーチより長くなる]

[乱れ突き 槍などを構えたさいに前方に高速で突きを繰り出す。レベルが高くなるほど正確に多くの手数を打ち込める]

[叩き付け 剣や棍棒などを鈍器のように力を込めて叩く。相手が堅牢な場合に振動と吹き飛ばしによるダメージを狙えるが柔軟な場合効果が弱まる]

[すくい上げ 槍などを斬り下ろすのではなく下側から長さを利用して斬り上げる。トリッキーなだけでなく弱点狙いや行動阻害にも狙える]


 どれもニンゲンの武装用スキルみたいな感じだが私でも問題なく使えそうだ。

 ただグラハリーに進化していないとダメなのでそこは注意しておこう。


 細かいスキルなどのレベル変化は……


"近接攻撃7→8" "光神術3" "観察7" "無敵5→6" "峰打ち9→10"  "魔感5" "鷹目1→3""止眼1→2"

 "頑張る5" "変装5→6""ズタ裂き1→2""回避運動9""三魔5→6""無尽蔵の活力6→7""空蝉の術5""四耐性4""以心伝心4→5"怨魂喰い2""言語学者7→8""率いる者3→4""見透す眼1→2""地魔法""魂の守り""救急魔術師5→6""指導者1→2"


 スキルレベルが上がれば行動力効率性やら性能が上がるし魔法は新たな魔法を習得出来る。

 細かいのは説明をはぶくとして"無敵"のレベルが上がった。

 新しく『好感』というのが出来るようになった。


 "無敵"使用時に通常と好感を選べて『自身に対し一時的に好感を持たせて戦意を下げる』事が出来るらしい。

 ちなみに一時的にしか持たずその後自身のことを好感触な印象で見てくれるかは別らしい、が……

 なんか直接心をいじるみたいでこわいな!


 まあしょせん今までの無敵単独の力を見るにそう対して期待は出来ないだろうし、わざわざ使う機会がどれだけあるかはわからない。

 とりあえず出来るようになったとだけ思っておけばいいか。


 さらに"峰打ち"がレベル10になった。

 能力のデメリットだった『威力が下がる』が無くなり威力そのままに使えるようになった。

 正確には『威力減衰度が選べる』らしい。


 さらに峰打ち派生スキルを勝手に手にいれた。

[正気落とし 対象を叩きその衝撃で気絶させる。ダメージは負わせない達人の技]

 スパーン! と行って気絶させられるらしい。

 この武技にレベルは無くて峰打ちの派生系として峰打ちのレベル上昇に伴い使い勝手が良くなるようだ。


 さて"変装"だ。

 レベルが上がったのは鍛えた証拠。

 そして鍛えて数値が上がったならば裏切らない。

 気合を入れてスキル使用!


 腰を変え二足でグググと立ち上がり前脚を変化させる。

 手を作り力を込めて神経を変化。

 動け、動け、動け!


 土器の匙に手を伸ばし、掴む。

 前はここまでは出来た。

 慣れない神経感覚をニンゲンだった時の感覚を思い出すように指を動かしていく。


 目の前にある皿には食べられる豆がいくつか乗っている。

 ここまでは散々何回もチャレンジ出来たがそろそろマトモに決めたい。

 指先感覚を頼りにそっと匙を運んでいく。


 今回の手伝いはユウレン。

 さすがに皿に豆を乗せるまでやるには物を持てるタイプの仲間がいるのでたまにユウレンにも手伝ってもらっていた。

 『そんなに何回も練習してもやれないだなんて、大変ね』という生まれつき手を持つユウレン(ニンゲン)らしいコメントを良くもらう。


 意地でも成功させてやると今、匙を皿に当てつつスプーンで抉るように豆をすくう。

 繊細になった手先から送られてくる信号は匙の先の豆が乗ったということ。

 物体を挟んでその先の物体の事も理解できるほどに繊細な手先を維持するのは苦行に近くもある。


 元ニンゲンとして送られてくる情報が多すぎるから指先がつらいだなんて言ってられない。

 文化的に食事をとっても良いじゃないか!

 というか物を楽に持てる時点で便利の極みなんだぞ!


 だから、匙を上げる。

 震えそうになる手先を抑えて少しずつ上げれば近付く豆。

 慎重に口に近づけて開く。


 口へ必死に細かい位置を文字通り手探りで当てながら匙を動かしなんとか口内へ。

 匙を傾け中身を転がし外へ。

 音を立てて地面へ落ちる匙。


 初めてのニンゲン文化的食事の味はしっかり豆の味がした。


「やったあああ!!」

「あら、出来たのね? やっと1回目の成功ねおめでとう」

「成功は成功だから!!」

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