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優等生ロックON!  作者: 流姫
3章 過去の記憶編
14/23

修の過去と恋心

夕立 修はいつもニコニコしていて心優しい性格だが一変して好きな物に対してのえの執着心が強い

その為、好きな物は特に自分の思い通りにならないと気に食わないそう言う性格である

怜が中学に上がる前一つ年上なのでもちろん当時修は中1であるが何度か1人で病院にお見舞いに行った事がある


修にとって怜は初恋の相手であり一目惚れの相手だった


最初のうちは見ているだけで満足だったがやがて中学に入っていろんな知識もついてきて我慢出来なくなって来ていた


そんなある日、修は聞くつもりは全く無かったがたまたま病室に入ろうと扉に手を当てようとした瞬間知りたくも無い事実を突きつけられてしまった


その時はどうしようもなくその場を離れて路頭に迷っていた


そして、数日後やっとの思いで頭を整理する事が出来たのだがそれと同時に良い事を思いついたのだった⋯


───────────────────


入院して、数週間たったある日

今日は昨日と打って変わって体調が大分良かった

あの事実を突きつけられてここ数日間、悩んでいたのが嘘のように晴れやかな気持ちだ


「よっ‼︎れーちゃん」

そんなとき…元気いっぱいに修がお見舞いに来てくれた


「修‼︎お見舞いに来てくれたんたね。ありがとう」

わたしが悩みを抱え出したころからバッタリと来なくなったのでどうしたのかと思っていたのだが久しぶりに顔を出したのだ


「おうっ‼︎今日は大分元気そうだね」

修はいつもと同じ笑顔で言った


「うん‼︎今日は昨日と打って変わって体調がいいんだ」

体調がいいことをアピールしつつVサインをした


「ならちょっと外に出れる?」

修は手を私の頭にポンとのせながら心配そうに聞いてきた


「うん‼︎少しなら大丈夫だ」

たまには気分転換に外に出るのも良いかもしれないな


「じゃあ早速行こうか」

片方は手をグーにしてもう片方の手で私の手を握ってくれた


「あぁ」

このあとに起こることなんて全く知る由もなく、わたしは頷いて久しぶりの外にワクワクしながら軽やかな気持ちで病室をあとにするのだった



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