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優等生ロックON!  作者: 流姫
2章 生徒会編
12/23

今期生徒会発表‼︎

「続きまして新しく入りました新一年生の生徒会役員の発表と現生徒会役員の紹介を行います

新しく生徒会に入った一年生と現生徒会役員は、壇上に上がって下さい」

放送クラブの司会進行役の人に促され私達は壇上へとあがる


生徒会は生徒会長1人、副会長2人、書記2人、会計2人、体育委員長1人、風紀委員長1人、保健委員長1人の計10人で構成されている


「まずは生徒会長お願いします」


「はい」

返事をして前に一歩出た人物に目を向けた


「皆さん、こんにちは。生徒会長のさかき 紗英さえ3年です。3年は私だけしかいませんが精一杯頑張りタイと思います新1年生は今年初めてですが新2、3年生は引き続き今年度もよろしくお願いします」


紹介に上がった生徒会長は茶色がかった黒髮で肩より少し下まで伸びた髪をポニーテールにしている

そしてタレ目が特徴で穏やかふんわりとした雰囲気である


「ありがとうございました。続きまして副会長お願いします。」


『はい』

司会進行役に促されて2人が一歩前にでる

もちろん最初に紹介に上がった生徒会長は元の場所に戻っている


「こんにちはー副会長の神月こうづき 朱音あかね2年と⋯」

言葉を1度きり深雪の方を見た


日高ひだか 深雪みゆき2年ですよろしくお願いします」

2人が続けて挨拶をした

さすがは幼馴染。息ピッタリである

この2人性格は全然違うのに昔からとても仲がいいのだ


「ありがとうございました続きまして書記お願いします」


『はい』


「こんにちは書記に任命されました陽向 ひなた めい1年です。よろしくお願いします」


「同じく書記に任命されました、嶋田しまだ 美衣みい1年です。よろしくお願いします」


「ありがとうございました。続きまして会計お願いします」


『はい』


「会計に任命されました、陽向ひなた れいです。まだまだ分からないことだらけでご迷惑をおかけすると思いますが微力ながら精一杯頑張りますので皆さんよろしくお願いします」


「同じく書記に任命されました葉山はやま 奈穂なほです。陽向怜さんと一緒に力合わせて頑張っていきますのでよろしくお願いします」


「ありがとうございました。最後に体育委員長、風紀委員長、保健委員長お願いします」


『はい』


「どもっ。体育委員長の夕立ゆうだて しゅう2年です。男1人ですがどうぞよろしく」

赤みがかった茶髪でショートカットである

背は高いが、多少童顔である

それにしてもどこかで…


「風紀委員長の陽向ひなた こう2年です。御存知の方が多いでしょうが、先ほど紹介されました陽向 怜と 陽向 明の姉です。よろしくお願いします」

打ち合わせをする際に顔合わせがあったのだが、その時にお姉ちゃんが役員だった事実を初めて知った


時間を遡ること1時間前⋯


打ち合わせの為、私達は生徒会室に集まっていた

現在、この部屋には新しく生徒会に入る1年生全員と会長、副会長2人と保健委員長がいる


「後、来てないのは風紀委員長と体育委員長の2人だけか」

困ったなぁと言う顔をした朱音ちゃんが時計をちらちら見ながら言った


「まぁまぁ。焦らなくてももうそろそろくる筈よ」

穏やかにそう言ったのは会長である。


ガラガラガラ

その矢先、扉が開いた


「すみません。遅くなりました」

入って早々謝っている人を見るまでもなく、誰が来たか声だけでわかってしまう

それと同時に物凄く驚いた。


『‼︎』


『えええぇぇー‼︎』

少し間をあけて私と、奈穂ちぃ、明、みーちゃんは一斉に叫んだ


「おっお姉ちゃん‼︎なんでここにいるの!?」

ここに来たということは風紀委員委員長か体育委員長なんだろうが明は思考がそこまで到達出来ず疑問と驚きを隠せないと言った様子だ


「あの〜明ちゃん⋯」

落ち着きを取り戻した奈穂ちぃが何とも言いにくそうにしている


「まさかお姉ちゃんも役員だったなんてな何で隠してたんだ?」

奈穂ちぃのフォローもしつつたどり着いた結論を口にした


「そう言えば言ってなかったわね別に隠してた訳ではないのよ。驚かせちゃったわね」

ごめんねと言いながらお姉ちゃんは申し訳無さそうにしていた


それから時間は現在に戻る


「保健委員長の大城おおしろ 優姫ゆうき2年です。よろしくお願いします。」

きれいなツヤのかかった黒髪で一つ結びにして左よりにしている

なんて言うかみんなを包み込むような優しいオーラがでている


「ありがとうございました。生徒会の皆さんは降段してくださ。」

それから間も無くして集会はお開きになった


───────────────────


集会後、生徒会役員全員は再び生徒会室に集まっている


「はぁ〜緊張した〜」

明は長いソファーに座り隣に座っている私に疲労困憊と言った様子で寄りかかってきた


「私も緊張したな」

苦笑いを浮かべながら明の頭を撫で撫ですると嬉しそうに目を閉じニコッと笑った


「と言うかあれで緊張してたん!?紹介の時の挨拶しっかり出来ていたからてっきり緊張していないのかと…さすが怜ちゃんやな」

そう言ってきたのは先程の顔合わせで知り合ったばっかりの優姫先輩だった

優姫先輩は関西出身のため関西弁なのだ

小さい頃1度こっちに親の出張で来たことがあるらしくその時この街が気に入ったらしく親を説得させて高校からの外部入学でこの学園に来たとのことだった


「そんな事無いぞ」

いつも冷静を装ってるだけで実際は震えだしそうなほど緊張してたんだからな


「れーちゃんでも緊張する事あるんだね〜」

みーちゃんは意外と言った様子で私を見てくる


「そんなに意外か?何か馬鹿にされてる感で少し心外だな」

ふざけて拗ねた顔をすると明が顔だけを動かして心配そうに私の顔を覗いてきた。


「安心しろ。冗談だ」

その言葉に安心したのか再び私の肩に顔を乗せてきた


そこで、体育委員長の修が寄ってきた


「よっ!久しぶり。俺の事憶えてるか?」

微かに覚えているのだが靄がかかったみたいだった



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