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イヴァンの理由

あ、はい織田信長公です


日本史中世の英雄は、本能寺の変の折に、パジャマの格好のまんま女神によって異世界転移されてました。


その後、てんやわんやで圧政を敷いていた領主を打倒。オワリの国の礎となりますが...その話はまた今度

『嫌だ!行かない、行かないぞ!何故あのような場所に行かねばならんのだ!』


『えぇいジタバタするなイヴァン!雄なら、バシッと覚悟を決めて行け!』


『嫌だぁぁぁぁ!拒否だ、契約は今日限りにする!ってぁぁぁぁこれ主人が死ぬまで解除できない奴だった』


『お前たち...最近騒ぎになっていた、近隣にて龍が出るという噂、貴様達のせいだったか...早く帰れ』



オワリの国、城門より少し歩いたところにて


クロ、エルザ、そして...オワリ国将軍シバに命令されて私たちを監視しに来てクロに速攻で見抜かれたクレナイは暴れるイヴァンをどうにかして西、そして南の国へと自分たちを連れて行くように交渉しているのだが...


いかんせん抵抗が強いな。


『父の縄張りに入ったら最後、修行が足りんだの、やれもう一度鍛え直してやるだの言うに決まっているのだ!パンドラの箱にて魔獣との連戦を潜り抜け、我が力もそれなりに高まったという自負はあるが...それでも嫌だ、行きたくない!』


『ゲッお前の親父かよ...』


イヴァンでさえこの暴れ馬...否暴れドラゴンっぷりである。その親父がどうなるかなど、想像がつかなかった。


『わかった、ちょっとだけ、一瞬だし、変なことにはならないから!頼むよイヴァン!』


『本当だな?本当に一瞬だけだな?』


『そうだ、約束する』


『......まるで女を寝床に連れ込もうとする男のような手口だな...全種族の中でも最強と謳われる竜種の末裔がこれか...ちと、残念よな』


『あら、経験があるのかしら?』


『ないわ!!』


そう言ってクレナイは隣にいるエルザと頭を抱える頭を抱える


仕方ないだろ、イヴァンがいなければ、一ヶ月で大陸を横断することなど不可能なのだからな。


てかなんなら、親父にも協力して欲しいとまで言える


このオワリの国の「創世の四聖」

[この世界が始まると同時に生まれたとされる4体の龍種]


は、留守にしているようだ。温和な方らしいから、会えば力を貸してくれるものだと思っていたが...


今回はそれだけが残念だったな。


「アイテール」に対抗するためには少しでも多くの戦力を集めるのがいい。


それが魔族であれ、獣人種であれ


...創世の四聖であろうとだ。


ともかく、イヴァンをほぼ無理やり説得させたクロは、体に跨り、空を舞う。


向かうは西国の国「エルファシル」だ。


王国を中継するのだから、少し寄って見てもいいかもしれないな。


[アイテール襲来まで、残り1ヶ月と半月」

世界観を取り敢えず知って欲しいな、というのが正直なところです


人物紹介などで詳しくその辺は詰めていきたいですね。

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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