クロの出発
え...三郎様の正体わからんちんなんですか...(´・ω・`)
あだ名三郎、裏切られて死亡
ダンジョン...ダンジョウ...
南蛮鎧...何故か和風の街並み...
オワリノ国...尾張...
あっ(察し)
どーしてもわからない方は、次回前書きで答えを言います。
『........は?』
『いや、今言った通りだ。神器は2つある。三郎様の書物を解析させて頂いた結果、まぁ歴史的に様々な発見があったことは疑いもないのだが...その辺はかいつまんで後で家臣に説明させよう。』
ここはオワリの国の城、瓦の屋根、中世日本の典型的城...とはいかないまでも、ほぼそれに近い形の城の中で、クロは城主と話をしていた。
回りは畳、いや、そう言われてみれば畳まであって、益々日本っぽいな
このオワリノ国は、三郎の独自に伝えた文化や風習と、西洋の洋風が合わさってできた町のため、まさに和洋折衷だ、というような場所が多い。トイレや、玩具など、とても似ているところもあるが、あまり似てないところもある。
ともかく、これからも生き残って欲しいな、と願うしかない。
三郎が書いてくれた書物の中身は、この世界の風習...などを綴った観察日記と、これまでの彼の一生を書いたもの
その一生の中にこう書いてあったと言う
『我が刀、神器と言われしもの。良き眼をした若者に譲ろうと試みたが、渡しても神器が光らなかった。適合しなかったのかと、若者が私に返そうとしたその時、眩く輝き始めたその刀、2つに割れ、1つは私に、もう1つは若者に渡しけり
なに渡しちゃってるんだよ、三郎...
よく西洋の若者にポロっと大事な神器渡しちゃうよな...仕方ないけどさぁ、
クロはそう思ったが、なんにせよ最後の1つも探さなければならない。
5つしかなくても前の勇者達は神を倒せたんだよな?なら、5つしかいらなくないか?
...流石にそれはダメか...
女神は「全て」と言った、5つではない。
最後の1つも、確保せねばならないだろう、そうクロは判断し。城主に礼を言い、私たちは西の国へと出発することにした。
「グラディウス」の片方はエルザが持っている。というか、エルザが離してくれなかった。重厚な鎧兜に、あの薄く輝く刀。腰にあてるとぴったりかつ、カッコいいので、そのまま渡しておくことにした。
一回も触らしてくれないとは...ヒドイ奴だな。
神器を快く渡してくれたのは、「アイテール」を倒すためと言ったら、快く承諾してくれた。援軍の件は強さ的にも当てにはできないが、この国の諜報能力は、城主のシバ以外にも抜きん出たものが多いため、頼りになりそうだ。騎士団長のトーナメントでリーグを勝ち上がった奴もいるみたいだしな。
城主、解析に協力してくれた方に礼を言って城を出る。
国を出て、山に入ったところでイヴァンを呼んだ。アイツの足がなければ、あと3週間もない間に神器を見つけることは不可能だろう。
イヴァンはすぐに来てくれた、無事そうで良かった。
しかし、西の国へと行くというのを伝えると、ひどく狼狽え始めた
『嫌だ、あそこには行きたくない!!考え直してくれ!!あそこには...私の父がいるんだ!!』
次回、イヴァンをムリヤリ...♂




