エピローグ1〜多重人格者が届けた者とは〜
エピローグ第一弾!!
1人の老人がいた
茶色いすす切れたローブを被り、全体的に小汚い格好をしている。靴は薄汚れ、ローブもところどころにほつれがある。しかしそれでも、髭はきちんと手入れされており、目ばかりが鋭かった。
老人は、山の頂上を目指して歩き続ける
登り、頂上にて何かを探しては降りる。そんなことを繰り返し行いながら、旅をしている
もう何日人里に降りていないだろう。このままでは魔物と間違えられてしまうかもしれんな。
そんなことを考えていると、一匹の魔獣が現れた。
兎型の小さな魔物だったが、老人は向かって来たウサギを一刀の元に切り捨てる
ウサギはいつ切られたのかもわからないまま、死んだ。
......今夜の夕食が決まったな。
老人は火を魔法でつけて、魔物を焼こうとしていた
そのときだった。
突如、青い光の星屑がその場に降り注ぎ、老人は目を瞑った。自分の目の前を手で防御する
それは嵐のように舞い上がりながらも徐々に勢いを弱らせ、そして、消えた。
老人が防御していた手を元に戻したとき...
目の前にあったのは、剣だった。
青と黄色の配色がされており、鞘にはシンプルだが美しい装飾が施されている。
老人は、それを拾うと、ゆっくりと引き抜く。途端に眩い光と魔力が、一気に老人の持っている剣に集まった気がした。
......そうか
まだ私に戦えというんだな、 フレイヤ
そろそろギャグやりたいンゴォ!!!!




