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多重人格者が異世界転移したら1人増えました あれ、お前魔王じゃね?  作者: くろこん
5章 魔王と多重人格者は互いに相対す
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エピローグ1〜多重人格者が届けた者とは〜

エピローグ第一弾!!

1人の老人がいた


茶色いすす切れたローブを被り、全体的に小汚い格好をしている。靴は薄汚れ、ローブもところどころにほつれがある。しかしそれでも、髭はきちんと手入れされており、目ばかりが鋭かった。


老人は、山の頂上を目指して歩き続ける

登り、頂上にて何かを探しては降りる。そんなことを繰り返し行いながら、旅をしている


もう何日人里に降りていないだろう。このままでは魔物と間違えられてしまうかもしれんな。


そんなことを考えていると、一匹の魔獣が現れた。


兎型の小さな魔物だったが、老人は向かって来たウサギを一刀の元に切り捨てる


ウサギはいつ切られたのかもわからないまま、死んだ。


......今夜の夕食が決まったな。


老人は火を魔法でつけて、魔物を焼こうとしていた


そのときだった。


突如、青い光の星屑がその場に降り注ぎ、老人は目を瞑った。自分の目の前を手で防御する


それは嵐のように舞い上がりながらも徐々に勢いを弱らせ、そして、消えた。


老人が防御していた手を元に戻したとき...


目の前にあったのは、剣だった。


青と黄色の配色がされており、鞘にはシンプルだが美しい装飾が施されている。


老人は、それを拾うと、ゆっくりと引き抜く。途端に眩い光と魔力が、一気に老人の持っている剣に集まった気がした。


......そうか


まだ私に戦えというんだな、 フレイヤ

そろそろギャグやりたいンゴォ!!!!

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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