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多重人格者が異世界転移したら1人増えました あれ、お前魔王じゃね?  作者: くろこん
5章 魔王と多重人格者は互いに相対す
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両軍再度激突し、英雄は魔王と相対ス

前回のあらすじ

あら絶望

ピンクは女神


おおおおおおおおおおおおお!!


朝、魔王軍進行再開。ここに魔王軍と連合軍は再度、激突することになる。


放てぇ!


ルーカン率いる右軍では、弓兵を使い、迫り来る魔王軍に対して戦っていた。


『昨日戦ったことを参考にせよ!機械族は動きが遅い!よく見れば回避は可能だ、騎乗した兵たちで足を狙え!ゴブリンなどは一匹一匹は大したことがない、騎士達を中心に冷静に対処せよ。魔獣は大きいものに対しては3人でかかれ!』


昨日戦ったことを反省し、次の戦略へと生かす、皇帝領を散々荒らされ、彼らとの戦い方がようやく確率した瞬間であった。


ドラゴンだ!ドラゴンが出たぞ!


騎士達が、白銀のドラゴンを目の当たりにしてルーカンへと伝令を入れる。ルーカンからもその様子が確認できた。右陣を士気する大将、アルフィィオスが出張ってきたようだ。


『あれをどうにかするか...厳しいな』


『そうか〜ほいじゃ、あれは俺達に任せてくれんか。』


気づけばジャンがルーカンの隣にいた。


『なっジャン殿、あれに挑むおつもりか』


『いや〜前にもちょっと喧嘩したことがあってね...まっなんとかなるでしょ〜マリン!ジュダル!1人じゃもうやりたくない、手伝って!』


『いやです、絶対にいやです。マリンさん、腕を引っ張らないでください』


『........................』


『無視しないで下さい、怖いです』


そう軽くルーカンに告げたジャンは、マリンとジュダルを連れて跳躍しだす、数瞬のうちに、彼らはアルフィィオスのもとへとたどり着いた。


『まさか、お前とまた戦うことになるとはな。手加減できないぞ。今の私は魔王軍、第2位、アルフィィオスだ!』


『またまた、無理しちゃって〜俺は一発アイツを殴りにきただけなんだ、そこ、どいてくれおっさん!』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『空は我が領域なり、傲慢なる人間に鉄槌を!魔法で空が飛べようと、速さまでは再現できまい』


『うお!はぇぇ...どーするよおい!』


『今考えている...が少し厳しいなこれは...』


ここは中央陣、ガウェインとヘリンは、上空にいるガーゴイルから投げられる岩などに大苦戦していた。


目の前には周りのガーゴイルとは違い、全身を鎧に包んだガーゴイル。体躯も他より2回りほど大きい。そんなものが、爪で直接攻撃を仕掛けてくるのだ。避けようと身をそらせば、替わりに共にいた騎士が殺される。中央は大混乱に陥っていた、


『これは少しまずいかもな...これは、ジャン殿から頂いた秘密兵器を使うしかないかな...』


当たる保証もない、暴発し、怪我をする危険性がある。そんなギャンブルに身をまかせる気は無かったのだが...ガウェイン王は、念のため自分の兵士に持たせておいた長いケースを見ながらそう呟くのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『そりゃあくるよな...こっちにくるよな...魔術、戦士ギルドも来たし、確かに戦線は強化したよこっちも。でもこれは、ちょっと予想外だぜ.....』


1人馬を進めながらムサシはそう呟いた。目の前には黒いオーラ、昨日右陣から伝え聞いた。あの黒いなにかが、今俺たちの前に立ちふさがっている。


魔王、と名乗ったって聞いたが、そりゃ、名乗るわ。そして、その後ろに続く兵士たちも違う。数は少ない、恐らく数だけなら1000人程度。戦士ギルド、魔導ギルドを入れた俺たちに比べると少し少ない程度。しかし魔王と同じく黒い鎧に身を包んだその兵士達は、そこだけ日の光が当たっていないかのような、まるであそこだけ薄暗いような。1人1人だけでもそれだけの気を放っていた。


作戦もなにもたててねぇぞ...大丈夫かよ...グリーン...








『いや、作戦たてとけよぉぉいや、無理か、俺以外じゃな!』


まぁいいか、様子見る限り、やれることはやってくれたみてーだしこっちは生憎の俺だ。やれる限りの時間稼ぎのついでに、ふんだんに嫌がらせさせてもらうぞ。即興だから、威力は保証せんがな。


『ルーカンのおっさん...の部下!ギルドズの指揮とかは頼んだぞ』


『名前...覚えていらっしゃらないようですね...わかりました。お任せください』


そう言うとパン将軍は魔導ギルド、戦士ギルド達のところへと馬を走らせる。指揮は素人だ。だが目前には魔王軍、やらない訳にもいかないだろう。


じゃーちょっと戦ってみるか!


先頭から魔王らしき存在がこちらに斬り込んでくる。グリーンは完全に待ちの姿勢だ。本陣でおとなしく様子を見ている。ムサシ、ディナスは本陣で待機させている。エルザ......タタカエナイノ?まだカードを切るのは早いと思っている。敵も魔王しかまだ前に出ていないのだ。


ここは様子を見るべきであろう。


魔王と先頭のスライム達がぶつかる。


魔王軍と連合軍の戦い、2日目が始まった。








戦争2日目!


戦局は一気に変化する?!

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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