おまけ〜王都の楽しみ方①〜
ちょうどいいので、王都でのおまけを書いていきたいと思います、
今回は
レッド&ホワイトを書いていきたいと思います。
つーかコレットを出したかった、それだけです。
『っとと...ここを右に曲がった場所かな...』
レッドは、王都の道を歩きながら1人呟いた。
今日は何の予定もなく、1日王都を歩こうと思っていたレッドだったのだか、その時ノートを確認したらこんなことが書いてあった。
『レッドに変わったら、ここに行ってみるといいと思いますな〜おススメですぞ〜〜〜』
へぇ、イエローがオススメの場所か、一体どんなところなんだろう?
1日グリーンと同じく本でも読んでようかな〜と思っていたレッドだったが、それは別に他の日でもできるためと、好奇心でイエローの指した道の通りに進んでみることにした。
それにしても、随分と王都の端っこに行くんだな...
クロが久し振りにノートにこんなことを書いていたのを思い出す。
『スラムで会ったりその男、奇怪なる雰囲気を纏い、背丈高く、目の鋭い男であった。屈強なる男たちに一歩も引かず相対するその心、よほど腕に自信ありと見えたり』
後々これがアロンさんだとわかるのに時間がかかっちゃったよね、本当にクロの書き方はよくわからないんだから。ともかくそんなクロとアロンさんが初めて出会った場所の近くに僕は来ていた。こんなところに、一体何があるんだろうな。あ、ここを曲がれば目的地だ。
レッドは軽快なステップで曲がり道を曲がって、目的地へと到着して行く。
そこは娼館だった。
回れーーーーーーーー右!!!!
全速力で本を読みに屋敷に戻る!
というか、正直そんな気はしてたよ、でもさぁ〜
僕まだ学生だよ!早いよそんなの!
帰ろうと元来た道を走って戻っていたレッドだったが、そこで見えない壁のようなものにぶつかり、つんのめって転んだ。
いたたた...
ぶつかった先から視界がぼやけ、そこに隠れていたものが姿を現わす。
目の前には、突如として姿を現したコレットがいた。
見えない壁は、魔法によって透明になっていたコレットだったのである。あ、この状況なかなかマズイのでは?
『あ...あの...ごめん大丈夫?』
『い...いやあの!別に...何か面白そうなところに行くのかなって!こういうところに行くとは思ってなくて!ごめんなさぁぁぁぁぁい!』
コレットはそれだけ言うと、屋敷に向かって走り去って行ってしまう。
誤解だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
その後、コレットに再び口を聞いてもらうのに3日かかった。
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『どう〜〜?コレットなら絶対に似合うと思うんだけど』
『う〜ん、もう少し暗めでもいいような気がするけど...』
『ダメよ!若いうちに明るめの服を着ておかないと!』
ホワイトとコレットは、カミーユ付きで、王都にある一流の服屋に来ていた。貴族はもちろんのこと、王族も御用達と言われているその服屋は、いつも貴族たちが服を買いに来ている。布も最上級のものばかりだ。
『だいたい、コレットは服屋がおとなしめすぎるのよ!もっと攻めていかないと!白馬の王子様か迎えに来てくれないわよ!』
『ええっ?!いや...私はお父様が決めた相手と結婚するつもりなので、そういうのは別にいいのですが...まぁ確かに、もっと色々チャレンジしてみないとですよね、すいませーん!試着させてくださーい!』
『あらっいいわねぇ〜その色、もっと持ってくるわね!ワタシ』
『え〜〜グリーンの服は流石に派手すぎです!もっと普通のを持ってきてください〜〜』
こうして、ホワイトとコレットの買い物時間は、服屋だけで5時間を超え、荷物は全てカミーユが持つことになり、帰宅に着いた。
カミーユ2時間を超えたあたりから死んだ魚の目をしだし、5時間を過ぎたあたりから口から魂が抜けていた。
以後、「コレットとグリーン達の護衛」の仕事は忌避されることになる......
そもそも、神器使いに護衛いらないだろ!となり、以後護衛の仕事は無くなった...らしい...。
イエロー「私の休日?何をしているのでしょうなぁ、ホホホホホホホホホホホホホ!!」
グリーン「本読んでるだけだぜ」
ピンク「絵本を読んでるの、」
レッド「イエローに言われて体を鍛えています...」
クロ「練兵場で兵士と汗を流しているぞ!」
???「敵情視察だ...王都の食べ物を網羅するぞ!」
う〜ん、運動系が少ない!
あれっ魔王様けっこう楽しそうですね!
いずれ書くけど!




