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グリーン伝記

マルグール共和国歴20XX年


ケイアポリス王国、ラトライダ辺境伯(名前については諸説あるためグリーンで統一)


・革命の父

・全ての神器に選ばれたもの

・龍神の友

・女たらし

・機械工学の父

・近代文明の太祖


長身で身だしなみに気を使うことはほとんどなく、貴族としては庶民に溶け込んで活動を行うことが多く、冒険者としての活動などを行っていたとされる。


魚を生で食べるという当時で言えば中々の変食家で、グリーンにより発案された様々な食物は後にラトライダ領の名物料理とされた。創作料理の父祖と言われる。


グリーンが発端となって行われた産業、事業は数え切れないほど存在し、後の文明の歴史を1000年進めたとされている。


外交関係では圧倒的な武力を背景に、というよりグリーンが貴族では無かった時代から交友関係があった魔族領、及び魔王ゲンムとは生涯を通じて交流があったとされており、その関係はその後の人魔関係に多大な影響を与えた。またオワリ国との交易も盛んに行われており、グリーン自身もオワリの刀や服を買ってその文化や風習を地元に取り込んだ。


また、ウォルテシアを超える魔導技術とオワリ国の刀の特性を利用し新たなる神器を作成した。以外神器はグリーンの手で10本作られることになり、フレイヤと並ぶ偉業を果たした。無論武器に留まらず魔導鎧という新たな兵器開発にも携わった。


『生涯』


ケイアポリス王国、アルノ領の田舎にて生誕する。(出生に関しては父母共に不明な為、様々な説が存在する。)その後冒険者となる為に村を出てアルノ領にて盗賊に襲われていた後妻となるコレット(ラトライダ辺境伯夫人)を救出。その後屋敷に招待されたところ反乱が勃発、それを鎮める際に神器を手に入れる。


その後、神器の持ち主としてケイアポリス王国王都へと赴き、当時ケイアポリス王国国王ガウェインや後に帝国の王になるベリアス帝や王国七賢王とされるライト王と出会う。


人魔戦争勃発、戦地へと赴きその際に一軍を預かる。しかしその際は神器を所持しているという為のお飾りの大将としてしか扱う気が無かったというのが結論だ。しかしグリーンはそのおりに単身ベリアス帝(当時第一王子)を救出し、撤退戦において多大な功績を集めるなど常軌を逸する活躍を見せ、かつその際にベリアス王子と共に一軍を手に入れ、脱出不可能とされたパンドラの箱から脱出した。


なお、パンドラの箱はその際に行方不明になっており、後に真っ二つにされて地面に朽ちている姿を歴史研究家が発見。現在は歴史研究館(リグラデシア寄贈)に保管されている。


人魔大戦時は連合軍の一翼を一手に引き受け、魔族軍を唯一蹴散らし、大将に深手を負わせた。グリーンが先頭切って大きな戦をするのは後にも先にもこの時だけだったという。グリーンば少数精鋭の戦闘を好んだ。というより、彼についていけるものが非常に少なかったと言うべきか。


その後、邪神と化したアイテールにより再度敗戦を経験するも、各地を周り神器を集め、王国に迫ったアイテール討伐に多大な貢献をし、ベリアス王子の援護をした。


この旅が、グリーンが各国を繋ぐ架け橋になった理由とされる。


アイテール討伐後は、ケイアポリス王国において男爵となり以後ラトランダ男爵と名乗るようになる。


人類史上初めて冥界へと生きたままたどり着いた人物の1人。だが目的はアヌビス討伐のためだった。


詳しくは別冊『グリーン伝Ⅳ』参照。


アヌビス討伐後はラトライダ子爵家となり、問題を起こしたマリス辺境伯家の領地をそのまま貰い受ける形で受け、数年後には国家に相当するまでに発展、その功績をもって辺境伯と成る。


また、グリーン42歳の時に正妻との間に生まれた長男ビロードに辺境伯の地位を譲ると、研究に没頭し始める。そこから82歳という長寿で妻コレットの死を看取り行方不明になるまで後の世に残る様々な産業をグリーンは確立させた。


また、家督問題でグリーンの死後隠し子が各地で出現し問題となった。


他人物総覧


イエロー


ラトライダ辺境伯家知の双璧の1人にしてグリーンの知恵袋的存在、仮面を被っておりその素顔は誰にも明かさなかったと言われる。性別も不詳。


グリーンの内政改革において書類仕事が嫌で度々抜け出すグリーンを諌める役割を担っていたことから、グリーンとは生涯を通じて友人だったことが伺え、またラトライダ辺境伯夫人からの信頼も厚かった。


イエロー自身は清貧な暮らしをしていたが、彼の女性関係は中々爛れており、少なくとも10人以上の妻と50人以上の子供がいる。だがその全てを認知し生きている間に面倒を見切った。


グリーンの後を追うように行方不明になった。


ピンク


聖女、治癒魔法の使い手。貧しい子供達や捨て子を保護するための孤児院としての役割を確立させた。


グリーンの妹、その権威を背景に教会の発展に尽力した。28歳という若さで教皇を兼ね、以後行方不明になる70歳まで教皇を勤めた。


リョウトウ


ラトライダ辺境伯知の双璧の1人、イエローとはまた違ったやり方で内政に関わったあまり表舞台に立たずに書類仕事を行うイエローに対して、リョウトウは表舞台に立ち積極的に指示をだすタイプの指導者だった。


以前は伯爵家に仕え、その後グリーンに男爵家の頃から仕える。グリーンとイエローが一緒に旅をする際には内政を一手に引き受けた。生涯のほとんど全てをラトライダ辺境伯家で過ごし、68歳で老衰にて死去。


ジャック


ラトライダ辺境伯家武の双璧の1人、義賊のジャック。


ファムルス


ラトライダ辺境伯家武の双璧の1人、豪腕のファムルス。


ライト王


グリーンの友人として、主君としてグリーンと共にケイアポリス王国の繁栄をもたらした。


詳しくは『ライト伝』にて


ベリアス帝


グリーンの友にして神器の使い手。当時未だ解明されていなかった神器の召喚と勇者召喚の技術の謎を解く鍵になった人物。


魔帝国家樹立、人族と魔族の融和政策をどの国よりも早く打ち出し実践した王、その背景には自分がケイアポリス王国の人間であるという背景もあっただろう。


王族イケメンランキング上位に未だに君臨するほどの美麗の皇帝。


詳しくは『ケイアポリス王国〜ちょっと変わった王族達〜参照』


クロ


グリーンが晩年、世界最強は誰かという質問に対して答えた人物。正体不明の女性、各地にあるグリーン伝説は彼女だとされている説も存在し、グリーン本人もその存在を認知していることから、なにかしらの交友関係があったのではないかと推測されるが、詳しいことは不明。


何度か文通の跡があったが、字が汚くてあまり読めない。


ホワイト


グリーンの偽物、冒険者として数多くの功績を挙げてSランク冒険者に認定されるものの、何故か自分の名前をグリーンと詐称する癖があった。


グリーンが経営している商会からいくらかの資金援助が継続的にされている跡があるため、繋がりが認められたが肉親かどうかは不明。巨大な大男とされている。


レッド


この時代の上層部の手記に必ず名前が載りながらもその記録については一切残っていない謎の人物。彼がなにを成したかについては諸説存在するが、グリーンを傍で支えたイエローのような人間だったとも言えるし、グリーンが主人と呼んでいたという噂もあることから影で手を引く黒幕であったなどという憶説も存在する。


グリーンの死後数年たった後に、地の厄災が発生し、魔族領から魔族が噴出する事件が起きたが、この世界に君臨された新しい神十二柱『レード・ナヴァ』と名前が酷似しているという点から謎が謎を読んでいる状態が続いている。







「ふぅ...まぁこんなところか、それじゃあ、久しぶりの異世界、楽しむとしますかっ!!!!!」




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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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