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複合宝具の力

「これは...」


「そうだ、お前の持つ宝具を入れれば10つの宝具。ケイアポリス王国に存在する王家守護の為の武器だな」


アロンという神器使い(チート野郎)が現れるまで、このケイアポリス王国にて最強と言えばまさにこの10つの宝具だった。


使い手は、今この場にはいないがヘリン、アリー将軍。ルーカン騎士団長などが使用者だ。


「宝具は、ある条件を満たしたものならば誰でも使用することが可能だ。この10本の宝具の条件は、ケイアポリス国王に所持者と認められることだな。」


ケイアポリス王国に伝わる宝具は、トリスタンよりも遥かに使い勝手が良く、魔力消費がピーキーで、使い手を選ぶ神器より重宝されていた。当然の話だが。


そんな神器と宝具なんだが、ケイアポリス王国には王だけに伝わる言伝が存在していた。


ケイアポリスを守護せし10の宝具は、真の使い手により1つとなり、この世界最強の神器となると。


しかし、誰も宝具が合わさった姿など見たことがない。故に複合宝具は眉唾とも考えられていた。どんな戦士の極致にもできないものだと。


「フレイヤ作の10宝具だが、まさか組み合わせることで神器と同等となるとは」


「そうだ、アロン。そしてその使い手は、お前なのだ」


「私が?いえ、私はトリスタンの使い手です。」


「誰が決めたのだ?お前がトリスタンのみの使い手と」


神器は、1人1つとは限らない、全ての神器に受け入れられたレッドこと松岡輝赤は、この世界に有りながらも使用のできない、夢の武器として羨望されている神器の能力を完全に引き出せる能力を持ち、伝説となった(名前はグリーンとなっているが)


また、前魔王シンも神器を己の力で従えていた、無論ツヴァイハンダーの能力も込みだが、それでも複数の神器に認められなければそもそも力を引き出すことは不可能だ。そうすると異世界転生者である松岡輝赤ことレッドと、前魔王シンこと川崎真也は特例中の特例とも言える。


「アロン、お前は負けた。3年前に己の無力は痛感したな?」


「はい、あれほど悔しい経験も無いかと思うほどに。」


仕えるべき主人を敗北させた。


アルフィィオスに敗北した。


アロンという仕事人は、期待された以上のことを涼やかに行う、当然のこととして行わなければならないと自らを戒めるような人間だ。


失敗、予想外という言葉から程遠い彼だが、そんなアロンが感じたのは無力感だった。


神器使いとは、この程度の存在なのか?


幼き頃より積んで来た修練が何一つ通用しない怪物、圧倒的復讐心を原動力に全てを蹂躙する魔王。そして、何より近くにいて遠い友人ーーー


修練

修練

修練


「何一つ、今もなお彼らは遠い。しかしそれに追いつく為に修練してきました。」


「そうだアロン、それを私は見ていた。そしてこの宝具達も、それを認めたようだ。」


黒服の一撃を再度しなしつつ、ガウェインは力強くそう答える。


ガウェインは確信していた、この若き英雄の願いに、宝具は答えると。


先人たちは、ただ強いものがこの宝具達を複合宝具として使いこなせると信じていた。


違う

違う

違うのだ。そんなことでは無いのだ。


強ければいいと言うわけでは無いのだ。


これを作った人物は、フレイヤという神は


弱くて、それでもなお高みを目指すような


復讐心にも勝るほどの向上心を持った人間を求めていたのだ。アロンは並みの英雄である。神器使いという並みの英雄に沿った才覚を持ち、それなりの努力を収め、満足するはずだった。


だが、高みはいた


自分よりも上の存在がすぐそばにいた。


それが、アロンを成長させた。


だからこそガウェインは確信していた。


「アロンよ・・私が何故お前を副団長にしたと思う?お前は2番手だ、だがそれに慢心せん、上を見ろ、足掻き続けろ、そして1番に、オレがいる、私がいると示し続けよ!それが競争の力だ!お前はもっと強くなれる!!!!」


次の瞬間、宝具達が重なり、輝き。


1つになった。



◇◇◇◇



本官の名前は有栖川総悟


えっ誰だって?


あぁ別に知る必要は無い。偽名だから、本名を信用できん人に話して不味いことになるメリットは除去だ、除却除去。


本官は今、眼前にある2人の男を殺すべく動いています。1人は老人、1人は若人です。


いやいや、全くもってつまらない。


今、私の理性は完全なる第3視点となっている。具体的に言えば私の意識は2種類あるということだな。


1つは、ここにいる本官だ。多少体術をもじった程度のただの人間だが、昔はそれなりの国でそれなりの地位についていた。


故に謀にかけては中々なものと自負している、無論ケテル=マルクトなどの軍略には遠く及ばないが。むしろ軍略という枠面は正直本官の分野では無い。戦争とは外交努力や情報操作などのむしろ戦争をする以前より優劣が決まったものであり、それを決定付けるのが内政戦略だ。


本官の特技はむしろこちらの方で、もっぱら裏での暗躍が仕事だが・・こちらを行えるが故に今回の戦略に組み込まれたともいえよう。


そして、もう1つが今本官視点で暴れているもう1人の男。悪魔大帝やアヌビスが洗脳魔法の極致プラス酔わされた結果発生した常時酔っ払い状態の本官だ。


こちらが表面化し、現在戦闘を行なっている。


いやはや、獣のようだな


だが、酔っているとはいえ、その思考能力は常人のそれでは無い。しかもアヌビスの魔力にプラスされて強化を施されたその肉体は、生前の有栖川の最盛期を遥かに上回る膂力でガウェインと渡り合っていた。


いや、それにしてもこの爺さん何者ですか?


損傷を最小限にしつつ本官と渡り合うその戦闘技術、脱帽としか言いようがありませんね。


おや?場面が動きましたか


ガウェインの後ろに輝きを感じる。


なるほど、そういう事ですか。


面白い、さて、本官は気付きますかね?


この手、奇襲という点で本官の肉体はかなり脆弱だ、だが避けることさえできれば魔力切れでチャンスはある。このガウェイン王ももうすぐ息が切れるだろうし、と本官ならば思うのですが・・・・















あぁ、気付きませんでしたか。


まぁ仕方が無いでしょう


若人には覚悟がありました、本官の膂力をその身に受けながらも、それすら乗り越え、先に進む覚悟が。


さて、ここで本官は退場ですか。


まぁ、ブオウが実質退場、シリュウも敗北してますから、潮時でしょう。


しなし、1つだけ解せないことが。


何故、アヌビスは本官を選んだのでしょう。


シリュウほどの武器の使い手は冥界にはもういません。


ブオウほどの強さの男は冥界にはもう存在しません。


ですが、本官クラスの実力者は・・これは客観的に見ると結構いるのですよね。


しかも肉体は強化されているとは言え、本官は意識を完全に失っています。


一体何故、そんな選択をしたのか。


アヌビス、一体何を考えている?




各自世界最強

総合力最強 エルザ

腕力世界最強 アスガルド

武器世界最強 シリュウ

拳聖、1対1の特殊条件下世界最強 ブオウ


以下特例

EX 有栖川の世界最強はつまるところ多様な戦略において生まれるものである。具体的に言えば国単位での争いの場合、結果として彼が世界最強なのであり、彼個人が世界最強では無い。彼個人はあくまでもAランク上位冒険者クラスであり、現在はアヌビスの魔力により作られた存在のためSランクモンスター級まで実力が跳ね上がっている。


EX

??????






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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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