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レッドとエルザ/アロンの決意

エルザ (性無し)


数千年前に創造(アイテール&ウルフィアスが創った)

過去の勇者とも面識アリ。

今はレッドの相棒(イヴァンは乗り物兼ペット兼自称相棒)


エルザ=ファン=アニムズフィア

第一次ケイアポリス王国王女。特撮すべき伝説も、歴史も彼女には無い、ただ、ケイアポリス王国初代国王であった王が1柱、そして3柱であるフレイヤとの間に生まれたこの女性は、人間体である1柱の名残から半神であり、彼女が死んだのはほんの数百年前、ケテル=マルクトやアスガルドの面々が生きていた時である。



「いや、ちょっと、仮面外して貰ってもいいですかね?」


「嫌だけど?どうしてもって言うなら、無理やり外させてみれば?」


「やっぱりいいです」


まぁ、想像はできるしね。


この世界には、類似品しか無い。全く新しいものなどほとんど存在せず、それでも新しいものは必ずと言っていいほど何かしらからヒントを得ている。


要するに、アイテールが創ったものにも何かしらのヒントがあったってことだ。だけど、他人様の娘をモデルにするって、アイテール普通に変態なんじゃあ無いだろうか。


「まぁ...神々にも性癖はあるか」


「なにごちゃごちゃ言ってるの?」


「いや、ごめんこっちの話だよ。」


「ふーん、話を戻します。大気を読み、気配を探る。達人クラスなら誰でもできる技術ね。気とか言うけど。」


「まず、気配を探るとか言うのができる人が少なそうだけどね。」


人の気配を探るとかできるわけないでしょ、僕はできるじゃん?とか思うかもしれないけど、僕ができるのも神の加護のおかげではある。こう、頭の中にナビが出てくるようなものと言えばイメージしやすいだろうか。


そんな感じの映像から、敵意があったり精神が不安定だったり、感情の起伏が大きい人を探れるようになる。


そこから、千里眼と呼ばれるものまで発展させているのだ。


「うん、私はその辺全部センスで覚えたから教え方なんて知らないわ、感覚で覚えなさい、生と死の狭間で踊れば嫌でも覚えるでしょう?」


「やっぱり脳筋なのか」


「文句あるの?私がこんなに教える気になったってのに。」


いや、無い


初めてあった女性だが、この人がとびっきりの変人なのは理解した!


本当、強い人は癖が強い人が多いよね・・いや、ホントに。


「私、心の中読めるんだけど、失礼なこと考えてるでしょ、君」


「あ、キセキです。てかなんでわかるんですか?」


「なるほど、失礼なことを考えていたと」


「ハメられた!?」


「フフ、半神を舐めないでよね!じゃあ、行くわよ!私の全部、教えてあげる!」


「わかりました、よろしくお願いします!」


とは言ったものの・・


相手の武器がヤバイ


アイアンメイデンだし、あれでどうやって戦うの?


アイアンメイデンって確か拷問器具だよね?


確かに目の前には、聖母(に似たような女神、多分フレイヤ)が形作られた像の足を掴んだエルザが高らかに笑っている。その内部には勿論鉄でできた針がいくつも並んでいた。


あれでどうやって戦うんだ?


「さぁ、さぁさぁさぁさぁ!行くわよ行くわよ行くわよ!」


まぁ、いいか。教えてもらうだけだし。



◇◇◇◇



「さぁ、もっとだ!もっと血をよこせぇ!」


「くっ!」


ケイアポリス王国、王国騎士団アロンは、黒いスーツを着た男に対して弓を射かける。


その弓を、スーツ男は避けるまでも無いと頭に直撃させ、その弓はポロリと落ちた。


くそっ!


その男は、まさに天災としてこの場に現れた。黒いスーツに白いシャツという完全に素の世界のサラリーマン風のその眼鏡の男は、この世界の人間からすればまさしく処刑人にも見えた。


そんな人間が暴れているのだ、天災と見まごうても無理はない。


対するアロンの持つ武器は宝具、だがそれでは冥界の頂に立つ5名には塵芥に等しい。神器、またはそれに匹敵する何かが、アロンには必要不可欠だった。


次こそは、次こそは、必ず!


アロンは復讐を決意していた


人魔戦争にて晒した恥は、相手が悪かったといえばそれまでだが、アロンの心に大きな爪痕を残すこととなっていた。


神器、トリスタンの使い手として華々しく戦ってきた自尊心が粉々に砕けちり、そして事実神器が無くなった以降は宝具のみで戦っている。


故に、武器の性能を頼みにした戦い方から、軍の指揮を覚え、剣の修練の時間をより増やした。


戦争において、主君を守らずに散った私が


またも無様を晒すわけには行かない!


その一心で、アロンは騎士達が次々と散っていく中で弓を引き続けていた。


弓兵としてのアロンのランクは、百発百中。天才の名に恥じないものと言えるだろう。


だが


「ん〜?1人だけまだマシな奴がいますね、戦で頭を潰すのは常道。先に潰しますか」


「い、いかん!アロン様を守れ!」


ついに、ロックオンされてしまったか。


グリーンが言っていた、これから来る面々は間違いなく『強者』であると。


その面々は大地を割り


海を割り


山を持ち上げる。


そんな化け物集団が攻めてくるかもしれないと、警告はされていた。


ならばここで、私は私の強さが通用することを証明する!!


「盾兵並べ!相手の実力を探る!囲んで槍で倒せ!」


私の指示で、盾兵が並ぶ。


騎馬隊の突進を想定して作られた平行陣だ、その厚さ、防御力はケイアポリス王国随一だろう。


だが、それを此奴はあっさりと打ち破った。真ん中で盾を構えていた騎士が腹を貫かれて吹っ飛ぶ。


「ははははははは!脆い!脆すぎる!まるで誘っている・・・・あぁ、本官は誘われていたのですかぁ」


「ご名答だ」


この宝具は弱い


ケイアポリス王国の10本の宝具、その中でもこの弓の宝具はまだ弱い部類に入るだろう。


だが、自壊するギリギリの魔力を弓に込めることで、グリーン砲に匹敵する(とアロンは思っている)力を発揮する!


燃えろ、朽ちるまで!(プロミネンス・ONE)


今、その一矢が、スーツ男の顔面に直撃した。

久しぶりにアロンさん視点です。

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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