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無双

「ーーーーっっ!」


「中々やる、だが剣に迷いが、む?」


そう言い放つこの男は、横から割って来たエルザの斬撃によって首と体が泣き別れになり、消えていく。


「きっ貴様卑怯な!」


「オワリのサムライって、不意打ちに弱いよね!」


「ゲスな顔しないでもらっていい?」


完全にツッコミに回っているレッドを尻目に、エルザは軍勢の合間を素早く駆け抜けて隙を見せた者を斬っていく。


遠くでは龍形態となったイヴァンが炎を出して暴れまわっている。


圧勝...というには程遠い、足止め主体の防衛戦である。何しろこちらは3名程しかいないにも関わらずあちらは数の底が見えない。逃げ回るので精一杯である。


「中々やるな」


「連携を取れ!」


「うぉぉぉ久しぶりの斬られるという痛み!気持ちぃぃぃぃぃ!!!」


ちょっと危ない奴もいるが、向こうも冒険者で言えばAランク以上はある猛者である。連携を取られると少しキツイ。


かく言う僕も防戦一方である。まぁ隙があれば反撃はしてるけどね


「ぐぉ!」

「ぎゃ!」

「馬鹿野郎出すぎるな!陣形を崩すな!」

「い、今のを見切るのか!背中に目でもついてるんじゃねぇのか!?」


・・いや、たまたまだよ。


とは言っても、体がいつも以上に動くのも事実だ。


神器ウェザリアのお陰であの5つの神器の補強があった状態に自分を持っていけたのは大きいと思う。


あまり大声では言えないが、もしかしたら再召喚もあり得るのでは?などと思って道場に戻って修練していたのも事実だ。


坂本一刀流、覚えているだろうか。


生き残ることに特化した剣は、とにかく生き汚い戦法が多いので、街のチンピラがなんちゃってで使っていたりするほどだ。


勿論元弟子がそんなことをしていると聞けば師匠が飛んできてしばくので本当の弟子がそんなことをしているそぶりはない。


あくまで見よう見まねのチンピラだ。


その剣は、ただ凌ぐ。凌ぐ


「こっこいつ、何やってもかわしちまう!」


時には敵をも盾にし


「お前、邪魔なんだよ!矢が撃てないじゃねぇか!」


その間にできた針の間のような隙をついて


斬る


「ぎゃあ!」


「ま、また・・嘘だろ?このメンツだぞ!?何者だアイツ!」


ただの人間だよ...神器と、フレイヤ+ウルフィアス+ヴィヴィ(かけてもらった)の祝福を貰い、人間としては確実に常軌を逸した身体能力はあるけどね。


そんなことになって、はや15分。


ドゥルルルルルルルル


なんかもう聴き慣れたようなガチャンガチャンという音と一緒に現れたのは、グリーン達だ。


それとほぼ同じタイミングで、謎の仮面X御一行も一緒に出てきた。


「ってなんで魔王いるのぉぉぉぉ!?!?」


「あのレッド、僕が魔王なんだけど今は」


「いや、なんか魔王っていうとこっちのイメージの方が強くて...」


「酷い・・てか魔王って言っちゃったよ・・」


「詳しいことは後で説明するが、今は敵を片付ける方が先だろう?」


『まっそれもそうだな』












ドゥルルルルルルルル


『おーらオラオラどけやゴラ!』


機械音から、チンピラのようなグリーンの声と共にたっぷりの機関銃が放たれる。


違うところでは、新魔王と旧魔王が辺りを一面の荒野に変えていた。元々更地だったけど。


クロムウェルはそれを草場の影から見守っている。幽霊だけに。


てか戦え。


他にはイエローとディナスが無双している、ディナスの槍の威力がすごい...相当鬱憤が溜まってたんだな。


遠くではご存知ジャック&ファムルスのコンビ、剛柔含んだ2人の進撃を誰も止められない。


「オオオオオオオオオ!!!!」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


絶叫しながら先人達に向かって剣や爪を繰り出すのはイヴァンエルザペア。明らかに群を抜いて強い。


程なくして、冥界軍は全滅するが、最後の1人がこんな言葉を残して消え去った。


「へ、へへ・・いいのかよ、地上にも冥界軍はいるんだぜ?お前達が見たところ主力らしいが、冥界軍の主力は、今アヌビスさんによって地上に送られてるんだ!」


え?大丈夫?地上

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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